日記:測量船「光洋」の一般公開に行ってきました。2025年03月09日、千葉県船橋市にてAGB5002「しらせ」ことSHIRASE 5002がチャレンジングSHIRASE2025第1回 を開催し、一緒に測量船「光洋」も一般公開するというので行ってきました。「平洋」は以前、ビッグサイトの隣で一般公開しているときに見に行ったことがあるんですが、「光洋」は竣工してからずっと機会がなかったので5002さんには申し訳ないけれど、どちらかといえばメインは「光洋」みたいな気持ちで行きました。京成線新習志野駅からシャトルバスが運行されているので、9時50分発か10時ちょうど発のに乗れたらいいなの気持ちで現地に到着し10時発(9時50分が到着時点で満員だったので見送られた)に乗車。会場へぼんやりと運ばれていったところ、見えてきたオレンジの艦と、白い船と………「平洋」もいるやないけ!!!!!!!バスの中だったので必死で飛び出す大声を抑えてことなきを得ました。人の流れが一旦5002に向かっていたのでそのまま流されつつ先に5002を見学。なんか以前より順路短い…ですか……?と思っていたんですがこれは私が順路というか入ってよかった場所をすっ飛ばして道を進んだ可能性が非常に高いです。すでに単独公開している状態になってから一度、訪れたことがあるので今回かぎりのものがあるわけでない一旦それはそれとしてまた来ます!の気持ちであとにし、「光洋」へ。まだ公開開始して1時間前後だったので「光洋」にも人があまりおらず、道ゆく間ずっと海保の人に「公開やってま〜す」「こんにちわ〜」「どうぞ〜」って声かけられてておもしろかったです。むしろ5002降りた人のこと、スーツ姿の後方さんが待ち構えて「あっちで!公開やってますんで!」って声かけてたもんな。それに捕まったもんな。本当は「光洋」だけでもせめて………!くらいの意気込みで行ったので、なくても一人で向かっていってたのですが。乗船口は苦手なタイプのあの梯子と階段の中間のようなタラップを上り、うっかり隙間から海面を見てしまったので「フョエ」みたいな声が出ました。基本的に高いところが苦手です。あと乗船してからも船橋(せんきょう。船橋にいる船の船橋、ふりがなが必須)までの階段が長くて「すごいひたすら登らされてる……おもろ……全てが新しい………」になっていました。船体自体がおっきいので廊下とかも思ったより狭くなくて新しい船の色をしていた……。まずは船橋(操舵室)でいつもの(いつもの?)レーダーとか海図とか電子海図とか操舵室からの眺めとかを堪能するなど。最初どうやらレーダーがついてなかったんですが、私以外の人に真っ暗なディスプレイを説明していた中の人に別の中の人が「つけてないの?」「他の船近いから見てもあんまりかな〜って」「いいじゃんつけちゃえば」のような会話がなされ、点灯する瞬間に謎に立ち会うなどしました。そういう基準でいいんだ………。あとこれは以前、別のタイミングで「光洋」を見学したフォロワーさんから教えていただいていたんですが、たしかに船内神社やそれに類するもの、ない!!!!どうやら最近の船はあんまり船内神社を設置しない(そもそも船体に直接神棚的な構造物が設置されているわけでなく、乗組員のみなさんの自腹で地元の安全航海関係の神社のお札などをおいておけそうな場所に飾っていることが多い)方針のようで、ないんだ………になりました。最近の船、海保に限ってもいろいろなものがデジタル化されたり小型化されていて、操舵室の余白が多い印象があるんですがそれにしてもすごいすっきりしている構造の操舵室でした。ポットとコーヒーメーカーはあった(そういうところを見るオタク)操舵室後ろの部屋は「わ〜〜〜〜〜測量船〜〜〜」という感じの海上重力計とかがラックに仕舞われている例の部屋(測量船見学者にしかわからない表現)、その後はずっと一番下の甲板まで登った分だけ階段を降りてひたすら階段を降りて観測準備室にいくという順路でした。観測室ではいつもの(本当にいつもある)カップ麺容器が海底の圧力でひしゃげて小さくなっちゃったの展示があり、ひっくり返してみたら「拓洋」って名前が書いてあったのでその場で俺がひっくり返るかと思いました。か、借りてる!!!!!!!!!でも説明文にも書いてあったんですが、最近は容器が紙製になっているのでそもそも容器自体が手に入らないということで、なるほどね………の気持ち。観測準備室には100均の発泡スチロール製レンガが置いてあったので、カップ麺容器にこだわらなければ自前でできるんだね……ふふ………借りたんだ、先輩に。擬人化勢にそんなに優しくしていいのか?(自意識過剰)「光洋」で聞いた主なへ〜のポイントを忘れないうちにメモします。・昔の測量船は一隻でオールマイティになんでもやっていたが、いまは「平洋」が海底地形、「光洋」が海底地質調査による海洋公益の確保など役割分担がされている。・役割分担がされているので載せている装備品も色々違うし、「光洋」は日本海と沖縄(わかるよ)あたりに出向くことが多い。・HS11「じんべい」(『拓洋』を母船としていた)は「光洋」に、「平洋」に載っている黄色いやつは無人機(これは知っている情報だけど教えてもらったので)・エナメル線がついているランチャーで発射する観測機器(名前忘れ)は使い捨て。別の機器は同じように使うけどちゃんと回収する。・船からケーブルを伸ばして観測し、ケーブル長が3000mあるため、ケーブルの後ろに小さくて黄色い船状の構造物をくっつけてそこからレーダーを出し周辺航行船艇に「この船からケーブルがここまで出ているので間を横切るな」というお知らせをしている。横切られるとケーブルが切れるため。・すべての観測は音でやっている。海底地形からの音の反射で把握している。・採泥器も複数種類持っている。岩の表面を削り取るようにして採取する機器、名前がわからなくて写真画像を見た印象の「このあみあみのやつは……」って訊いたら一生「このあみあみで」「あみあみのやつで〜」って同じ言葉使ってくれて中の人がこっちのレベルに合わせてきてくれる優しさを浴びた。・順路表示の紙の「こちらへお進みください」の下に「こっちだよ〜」(原文ママ)て書いてあって好きになった。一生健やかでいてほしい。・展示品の解説してくれる中の人が急に「実は普段『平洋』の乗組員だからこっちの装備品があまりわからない」みたいなこと言い出して「お兄ちゃんから人手借りるんだ!?!!!」になったし、「助けて〜」って人を借りに行く末っ子、あまりにも末っ子。・3000mあるケーブルは投入するときに4時間、回収(巻き上げ)にも4時間かかるし、人海戦術でケーブルを横並びになって送るらしくて「8時間労働発祥の地とかいけない感じ?」って思いました。ちがう、船はワッチ(交代制)だからそのへん大丈夫なはず。でも3ワッチ体制としても8時間の勤務の半分ケーブルの出し入れに取られるのエグない!?・船の前に広報テントが出てたんだけど、テントに堂々と「横浜海上保安部」って書いてあって「借りたの!!??!!!」になった。一応、千葉海上保安部の船橋分室があるはずだが……?なんで横浜から………?・うみまるくんは白くて綺麗で新しめ個体でした。かわいい。 いいね ありがとうございます! 2025.3.9(Sun) 19:30:36 つらつら
2025年03月09日、千葉県船橋市にてAGB5002「しらせ」ことSHIRASE 5002がチャレンジングSHIRASE2025第1回 を開催し、一緒に測量船「光洋」も一般公開するというので行ってきました。
「平洋」は以前、ビッグサイトの隣で一般公開しているときに見に行ったことがあるんですが、「光洋」は竣工してからずっと機会がなかったので5002さんには申し訳ないけれど、どちらかといえばメインは「光洋」みたいな気持ちで行きました。
京成線新習志野駅からシャトルバスが運行されているので、9時50分発か10時ちょうど発のに乗れたらいいなの気持ちで現地に到着し10時発(9時50分が到着時点で満員だったので見送られた)に乗車。会場へぼんやりと運ばれていったところ、見えてきたオレンジの艦と、白い船と………「平洋」もいるやないけ!!!!!!!
バスの中だったので必死で飛び出す大声を抑えてことなきを得ました。
人の流れが一旦5002に向かっていたのでそのまま流されつつ先に5002を見学。なんか以前より順路短い…ですか……?と思っていたんですがこれは私が順路というか入ってよかった場所をすっ飛ばして道を進んだ可能性が非常に高いです。すでに単独公開している状態になってから一度、訪れたことがあるので今回かぎりのものがあるわけでない一旦それはそれとしてまた来ます!の気持ちであとにし、「光洋」へ。
まだ公開開始して1時間前後だったので「光洋」にも人があまりおらず、道ゆく間ずっと海保の人に「公開やってま〜す」「こんにちわ〜」「どうぞ〜」って声かけられてておもしろかったです。むしろ5002降りた人のこと、スーツ姿の後方さんが待ち構えて「あっちで!公開やってますんで!」って声かけてたもんな。それに捕まったもんな。本当は「光洋」だけでもせめて………!くらいの意気込みで行ったので、なくても一人で向かっていってたのですが。
乗船口は苦手なタイプのあの梯子と階段の中間のようなタラップを上り、うっかり隙間から海面を見てしまったので「フョエ」みたいな声が出ました。基本的に高いところが苦手です。あと乗船してからも船橋(せんきょう。船橋にいる船の船橋、ふりがなが必須)までの階段が長くて「すごいひたすら登らされてる……おもろ……全てが新しい………」になっていました。船体自体がおっきいので廊下とかも思ったより狭くなくて新しい船の色をしていた……。
まずは船橋(操舵室)でいつもの(いつもの?)レーダーとか海図とか電子海図とか操舵室からの眺めとかを堪能するなど。最初どうやらレーダーがついてなかったんですが、私以外の人に真っ暗なディスプレイを説明していた中の人に別の中の人が「つけてないの?」「他の船近いから見てもあんまりかな〜って」「いいじゃんつけちゃえば」のような会話がなされ、点灯する瞬間に謎に立ち会うなどしました。そういう基準でいいんだ………。
あとこれは以前、別のタイミングで「光洋」を見学したフォロワーさんから教えていただいていたんですが、たしかに船内神社やそれに類するもの、ない!!!!どうやら最近の船はあんまり船内神社を設置しない(そもそも船体に直接神棚的な構造物が設置されているわけでなく、乗組員のみなさんの自腹で地元の安全航海関係の神社のお札などをおいておけそうな場所に飾っていることが多い)方針のようで、ないんだ………になりました。
最近の船、海保に限ってもいろいろなものがデジタル化されたり小型化されていて、操舵室の余白が多い印象があるんですがそれにしてもすごいすっきりしている構造の操舵室でした。ポットとコーヒーメーカーはあった(そういうところを見るオタク)
操舵室後ろの部屋は「わ〜〜〜〜〜測量船〜〜〜」という感じの海上重力計とかがラックに仕舞われている例の部屋(測量船見学者にしかわからない表現)、その後はずっと一番下の甲板まで登った分だけ階段を降りてひたすら階段を降りて観測準備室にいくという順路でした。
観測室ではいつもの(本当にいつもある)カップ麺容器が海底の圧力でひしゃげて小さくなっちゃったの展示があり、ひっくり返してみたら「拓洋」って名前が書いてあったのでその場で俺がひっくり返るかと思いました。か、借りてる!!!!!!!!!
でも説明文にも書いてあったんですが、最近は容器が紙製になっているのでそもそも容器自体が手に入らないということで、なるほどね………の気持ち。観測準備室には100均の発泡スチロール製レンガが置いてあったので、カップ麺容器にこだわらなければ自前でできるんだね……ふふ………借りたんだ、先輩に。擬人化勢にそんなに優しくしていいのか?(自意識過剰)
「光洋」で聞いた主なへ〜のポイントを忘れないうちにメモします。
・昔の測量船は一隻でオールマイティになんでもやっていたが、いまは「平洋」が海底地形、「光洋」が海底地質調査による海洋公益の確保など役割分担がされている。
・役割分担がされているので載せている装備品も色々違うし、「光洋」は日本海と沖縄(わかるよ)あたりに出向くことが多い。
・HS11「じんべい」(『拓洋』を母船としていた)は「光洋」に、「平洋」に載っている黄色いやつは無人機(これは知っている情報だけど教えてもらったので)
・エナメル線がついているランチャーで発射する観測機器(名前忘れ)は使い捨て。別の機器は同じように使うけどちゃんと回収する。
・船からケーブルを伸ばして観測し、ケーブル長が3000mあるため、ケーブルの後ろに小さくて黄色い船状の構造物をくっつけてそこからレーダーを出し周辺航行船艇に「この船からケーブルがここまで出ているので間を横切るな」というお知らせをしている。横切られるとケーブルが切れるため。
・すべての観測は音でやっている。海底地形からの音の反射で把握している。
・採泥器も複数種類持っている。岩の表面を削り取るようにして採取する機器、名前がわからなくて写真画像を見た印象の「このあみあみのやつは……」って訊いたら一生「このあみあみで」「あみあみのやつで〜」って同じ言葉使ってくれて中の人がこっちのレベルに合わせてきてくれる優しさを浴びた。
・順路表示の紙の「こちらへお進みください」の下に「こっちだよ〜」(原文ママ)て書いてあって好きになった。一生健やかでいてほしい。
・展示品の解説してくれる中の人が急に「実は普段『平洋』の乗組員だからこっちの装備品があまりわからない」みたいなこと言い出して「お兄ちゃんから人手借りるんだ!?!!!」になったし、「助けて〜」って人を借りに行く末っ子、あまりにも末っ子。
・3000mあるケーブルは投入するときに4時間、回収(巻き上げ)にも4時間かかるし、人海戦術でケーブルを横並びになって送るらしくて「8時間労働発祥の地とかいけない感じ?」って思いました。ちがう、船はワッチ(交代制)だからそのへん大丈夫なはず。でも3ワッチ体制としても8時間の勤務の半分ケーブルの出し入れに取られるのエグない!?
・船の前に広報テントが出てたんだけど、テントに堂々と「横浜海上保安部」って書いてあって「借りたの!!??!!!」になった。一応、千葉海上保安部の船橋分室があるはずだが……?なんで横浜から………?
・うみまるくんは白くて綺麗で新しめ個体でした。かわいい。