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2024年12月1日の投稿1件]

文学フリマ東京39に行きました。
タイトル通り、文学フリマ東京39 に行ってきました。イベントへの一般参加が久しぶりすぎて、入場の動線や「チケットとリストバンドの引き換え………!?」(これはサークル参加でも発生する事象ではある)とか、一般入場者をぐるっと入り口から遠くへ迂回させるやつとか、リストバンドをつけるスペース(コミティアは自スペースで装着するように指示がある)がそこまではっきりないとか、終始「おわ〜〜〜〜〜!!!」って言ってました。本当に声に出ていた。

大好きWebメディアサイト「デイリーポータルZ 」さんが出店するというのを急に知ったので急に決めた参加であり、前日まで連勤をこなすなどしていたため体調が基本的に低迷しており、服用した酔い止めの効果もあいまってふわふわのふわで人混みに負けて一時間で帰りました。

そもそもイベントへの一般参加が久しぶりなのと、文フリという初対面のイベントへの想像がつかなかったこともあって会場の混雑や動線の悪さ(後述)などに揉まれたのもありつつ、目的としたスペースは訪れることができたのと、歩きながら気になったスペースで気になった本を買うというイベントならではの体験もできたので、滞在時間は短いながらとても内容の豊かな参加になったと思います。

あとは本当に体調だけ………!サークル参加する時は当日が早起きなのもあって前後に休みを取得してから挑むのでそのへんの塩梅が全然わかっていませんでした。次回以降があるとしたら反省点です。
前日も夜まで仕事であったのでお金をおろしたりするのも全部今朝やったし……もうちょっとお札を両替していけばよかった………ぎりぎり手持ちの千円札でやりくりできたので幸いでした。

エッセイとか小説などがメインなのかな、と勝手に思っており(私の思う文芸のそこはかとない浅い印象がバレる)、実際に訪れてみたら詩歌のスペースがかなり多くて嬉しいびっくりの連続に見舞われるなどしました。自分も短歌を詠むくせに詩歌を文芸と認識していなくて(シナプスがつながっていない)なんとなく独立した意識でいたんですが、そうか、短歌の外側の大きな枠は文芸でも機能するのか。

文芸フリマが「作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する」(公式サイトより引用)である以上、地球の所属が太陽系であるように短歌の所属を文芸としてもよいのだな……という新しい発見を得ることができたのは大きかったです。

前述の動線の悪さはあくまで主観での印象でありますが、スペース間(出店側が座っているいわゆる「机の内側」、背中合わせになって荷物とか置いてあるところ)が広めに取られており、そのわりに対面するスペースとの間(実際に一般参加者が通れる通路部分)が狭いためスペース前で立ち止まるとその通路がほぼ塞がるという事象がそこかしこで起きていました。

フォロワーさんとご一緒していただいたんですが、フォロワーさんが気になるスペースに立ち止まった隣に自分が立つと完全に道を塞ぐため一旦その島から出る必要などにたびたび見舞われ、会場内にいくつか確保されている大きめの通路に面しているスペース島ならまだしも、島中のスペースなどはけっこう立ち止まってもらうのが難しいのでは……と普段机の中にいる身としては勝手にじりじり焦燥感を抱いたりしていました。

どうやら文フリは以前までビッグサイトでの開催ではなかったようなので(イベントが存在することは知っていたのですが、前述の理由でぼんやりとしか観測しておらず開催場所も把握していない)、これは今後もし同様にビッグサイトでの開催の場合に改善されたらいいなあと思うところです。
実際、島の端スペースにサークル参加者と親しげな雰囲気の集団が固まっていることで通路を圧迫する場面に遭遇して確実にそこで流れが滞っていたりするのを見たりしたので……あの人の波を乗りこなすのは大変ですよ………。

総評としてはお天気もよかったし、今後への学びも得られたし、おもしろそうだなと思っていた本も実際に手に取れたし、気になった本への出会いを信じて買うもできたのでとてもよかったです。あとは、体力だけ本当に。がんばろうな。

ダメなオタクなので欲しいと思った本の在庫をスペースの方に訊いた際に「ありますよ!こっちの別の本とセットですけどいいですか?」と嬉しい予想外に遭遇したとき「えっ、こっちもついてくるんですか、助かります!!!!!」って元気よく答えたの本当にダメなオタク仕草が出たなという反省でこの感想文を締めます。
オタク、すぐ助かるから…………でも嬉しかったので…………。

つらつら