No.70, No.69, No.68, No.67, No.66, No.65, No.64[7件]
つらつら
映画感想:「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」を観ました。
全編にわたってだいたい「どうして」って言っています。どうして。#映画感想
長官が死ぬのは聞いてないですねぇ!??!?!!!って45000dBの声を出したんですけど、俺の推しはどうして死ぬんですか?致死率がマジで98%くらいを切らないんですがどうしてですか?死に様は生き様ですけどそれが見たくて観てるわけじゃないんですよできれば天寿を全うなさって?!?!?!!ぜぇはぁ、息が切れる‥…………どうして……なんやかやありつつも定年退職してカルフォルニアでサーフィンするイケイケじじいの名をほしいままにする余生とかを送れ………どうして……………………だから最新作でキトリッジさん出てきたのかな……ホイホイと長官の席を不可逆の理由で不在にするんじゃない……………………………どうして…………。

気を取り直して感想なんですけど、相変わらず物騒に次ぐ物騒、most of the BUSSOU、そうはならんやろなっとるやろがいのオンパレードで手叩いて喜びました。フィクションの中でだけ許される爆発と暴力とよくわからん理論と破壊と名前のない雑魚と定められたモブたちの雑な死はなんぼあってもいいですからね、フィクションの中でだけ許されてる最大のものだから。
冒頭のイージュリはご褒美なんですか?って思ったらジュリア本人出てきて「ジ゛ュ゛リ゛ア゛…………」みたいなジュリアを最大限拗らせたオタクの喉からしか出ない音を出しました。お、おれは…おれはイーサンとジュリアもでっかい庭付きの一軒家で気性の優しい人懐こい大型犬(できればゴールデンレトリーバー)を飼ってほどよくご近所付き合いをしながらまったりとなんの心配もなく暮らして欲しいという願望が非常に強くあるので……。

ご覧になりました?!最後の医療テントのベッドで目覚めた時にジュリアを見て喜びとかそういうのより先に「現実かどうか」を判断せざるを得ないイーサンのあの!あの目!!!!!おい!!!!!世界!!!!!!!!!おまえ!!!!!!!!!!マジでイーサンにあんな顔させる世界は俺が滅ぼした方がいい……俺が悪になります。そしてイーサンとイーサンの大事な人以外の全てを燃やします。でもそうするとイーサンが仕事をしないといけなくなるので悪を全て燃やす圧倒的な善になるしかない……人間を狂わす……………どうして…………………世界平和がないとイージュリが安心して暮らせないなら俺が世界平和をつくります……やります……………………ウッッッッッ…メタなこと言うとトム・クルーズがイーサンを自分の可能性の擬人化として扱うので無理なんですけど………………………どうして………………。

全然気を取り直せてないのでほかのことも言うと、ホワイト・ウィドウちゃんめちゃくちゃ可愛くて大好きでした。わかりやすい好みをしている。最新作の予告でずっと「この可愛い子は誰じゃ……………」ってともすれば人身売買してる人ですか?という感想をずっと抱いていたので…最新作にも出てきてくれるの楽しみすぎる!でもイルサの眼帯がだいぶあの!あれは一次的なものですか?!永続するやつですか!?イルサは隻眼でも全然強いと思うんですけどできれば五体満足でいて欲しくて……いやでも隻眼でもめちゃくちゃ好きです……はい…最新作に向けての履修のはずなのに各キャラを好きになっていくから不安しか高まっていかない。どうして。

M:Iシリーズ、基本的に回を追うごとに要素が盛りだくさんになっていく(そしてイーサンが無茶をしないといけない)のでお腹の底の方がずんぐりと重たくなっていくんですけど(推しも死ぬし。本当にどうして)、これはトム・クルーズはじめとする製作陣が楽しいだけであってイーサン自身は別にやりたくないっていうところがミソですよね…世界を燃やすしかねえ………どうして。
イーサン、なまじっか変装などを得意とするので人物のプロファイル能力が高すぎて明確な夢に敵役の人間を召喚してしまうの完全にかわいそうで世界を燃やすしかないと強く思います。やめろやめろ。最新作で「イーサンの幸せのためだから」っていって世界を燃やそうとするテロリストが出てきたらそれは俺と俺たちの総代表です応援よろしくお願いします。

イルサもなまじっか頭が良いのでイーサンご一行に急に巻き込まれて「なんとかする」っていう手法のみが選択されている状況を一瞬で「こいつらいつもこんなやべ〜ことやってんのか(そしてそんなやべ〜ことが起きてるんだな)」っていう呆れと納得と悪態が一緒くたになった表情してて「この人頭がいいな……」って思いました。そうだよ、常にそうやってるよ。
イルサがイーサンを徒歩で追いかけるシーン、あれ前作のイーサンがイルサをバックステージでちょこちょこ追いかけるシーンの反転なのかなって思いました。そう言う細かい要素たまに出してくるよねM:Iシリーズ。好きです。

あと交通事故からの重要参考人確保からの偽病室尋問、二作目のアップグレードで手叩いて喜んじゃった。俺はそう言う再放送(ただしクオリティは現状に即してアップデートされているものとする)が好き。
ところでイーサンとジュリアはおいておくとして、イルサとベンジーはなにか始まらないんですか?関係性が?ちょっと待ってください?あんな命を助けあいながらなにも?ベンジーだって可愛いマスコットポジションですけどやるときはやるでしょ!イーサンがウォーカーくんのこと追跡してるときずっと「平面と立体の視点の差だ〜!」ってきゃっきゃしてたら途中でそのことに気付いてもっと嬉しくなったので(俺はなぜかこう言う観客にだけわかる差異が平然と作中人物には感知されずに流されている状況が好き)ベンジーにはもっと頑張って欲しいけど自分を大事にもして欲しいです。

最新作二作でルーサーが死ぬことはないと思うんですが、これ以上俺の推したちが死んだら本当に世界を燃やします。イーサン、みて、きれいだね、なにもないよ。きみが命がけで何かと天秤にかけて護るものはもうなにもないよ。それがいちばんいいんだよ。わらって。畳む
つらつら
映像感想:「ステルス・テクノロジー 兵器最前線」シーズン1エピソード2だけ観た。
なぜなら軍用機のオタクだから。擬人化の民なのでちょいちょいそういう表現があるし扱ってるものが軍用機なので人を選びます。タグの統一のために #映画感想 にするけどドキュメンタリー作品です。

そもそも2004年のドキュメンタリー作品なので画面のアスペクト比が4:3だ!絶妙に良い感じのアナログノイズ感だ!と映像そのものに感動する間もなく、SR-71だF-117だB-2だB-1BだなんだかんだF/A-22(※1)だF-35だとステルス機のあゆみを全部おさらい!みたいなコンパクトさで次々と情報が降ってきて飽きない構成、うまいなあ。45分しかないというのもあるのかもしれないけど、時間の使い方と時間に対して取り入れる情報の取捨選択が上手い。
※1…F-22こと愛称ラプターくんは2002年に型式が「F/A-22」になったけど、2005年(この作品放映後)にF-22に戻ったので放送当時はF/A-22だった。

ステルス機、といえばおそらくだいたいの人がF-117を思い浮かべると思うんですが、それだけではもちろんないので、出るわ出るわ過去に好きで擬人化した機体たちが全部! でも競争(コンペティション)に敗れた機体はもちろん全然触れられもしなくて「歴史は勝った方が作るんだな…」をこんなところで感じると思っていなかったよ。新しいタイプの寂しさだな、これ。
F-22(打つの大変なので現在の型式でいきます)ラプターくんが各天候への耐久性試験で、屋内だけど雨や風を再現できる施設の中でめちゃくちゃ雪に降られて機体にごっさり雪が積もってたの可愛いすがたでした。あとラプターくん登場時の空軍の人のコメントが「(いままでの爆撃機※2などと異なり)ラプターは真の戦闘機です」みたいなこと言ってて悪い笑いが出ました。あと機体自体の格好よさって中の人も気にするのか「地上でも空中でも格好いい!」みたいなことも言っててにこやかになりました。急に人間味を出すな(人間ですが????)
※2…F-117の「F」は「Fighter」(戦闘機)の頭文字ですが、実質的にF-117は攻撃機的運用をされている。飛ぶの夜間だったし、そのほかにも機体にいろいろ制限がありすぎたのだ。

後半は開発途上の無人機にも触れられていて、将来的にはオンラインゲームが得意なオペレーターたちが無人機を最大4機同時に操作することを目指しているとかなんとか言ってるんですが、このあとに生まれた現状としては無人機パイロットのPTSD問題とかそのへん…そう……まだ夢があったよねこのころはね………という時代を感じるなどもしました。
そもそもこの番組自体がプロパガンダとしての素養を多く持っているのは判っている上で観てますし、過去の時点を一部分からのみ切り取った映像作品であるということも理解の上で観ているんですが、有人機に対して「パイロット(人間)を失うこと」を危惧して無人機の開発に注力している人間たちが、種として同じ人間たちにも被害が出るであろう作戦を自らの功績として語りながら同じ口で「戦争の犠牲者は少ない方がいい」とのたまうの、に、人間〜〜!!!!!!人間のあくまで片方からの、お、おわ〜〜〜!!!!自分に正義があると思っている人間の!!!!!ってなって吐くかと思いました。

俺は確かに軍用機も含めた無機物のオタクをやっていますが、絶対的に戦争には反対だし武力で抑圧し合うなんてことは可能な限り少なくかつ影響の及ぶ範囲が小さくあるべきだろ世界、と思っているタイプなので、毎回この辺は「技術の進歩や新しい性能がうまれるきっかけ、開発者たちがその無機物に託した夢やその無機物が成したこと、為せなかったこと、残したこと、残せなかったこと、残したかったこと」という残渣に勝手に物語を見出しているだけで、とはいえ戦争という出来事がそういう技術面を一番後押しするということもわかっているので苦しみます。
苦しみながら無機物のオタクをやっている。どうして。でも好きだから……なにかに執着する人間が一種俺たちにはわからない熱量でトランス状態の様相で語るそのものへのその人が思う愛の話が好きだから……それは祈りなので……答えるはずのない無機物への祈りなので………でなければどうして彼ら彼女らが自分たちの手がけた無機物を「he」と呼び「she」と呼び習わすことが連綿と続いているのか…………。

ともあれ作品最後の方でも言われていたように、無人機からのディスプレイ越し映像では判断できない誤射の可能性を潰すために有人機は決してなくならない、という発言からけっきょく人間が人間同士でものごとをやるための手段として計画設計製造運用される無機物たちと、そこに人間が勝手に祈りを覆いかぶせたりそんなもの一つもなかったり、愛称をつけたり人間のように呼んだり愛着を持ったりの、全部いびつでしっちゃかめっちゃかな片一方の理論だな!と思いました。この視点は忘れないようにしたいね……格好いい無機物、好きだよ。畳む
つらつら
映画感想:「おやすみオポチュニティ」を観て顔面が火星のように乾燥している。
なぜなら爆裂に始終泣いていたからです。鼻が痛い(かみすぎ)#映画感想

めちゃくちゃ頭がぼんやりしている………でっけぇ愛の話だった………。ドキュメンタリなのでこう、フィクションのようにストーリーのためだけの展開とかはなくて、ただあったことだけがドラマ性を帯びすぎているという一種「小説より奇なり」を地でいっている。野暮なこと言ってしまうと国家予算があるからとかそういうもにゃもにゃ性が出てきてしまうので今回は安全地帯からものごとを眺める俺を頭からかぶって書きます。

もともと無機物擬人化をやっていて擬人表現のすべてに弱い自覚はあるんですが、冒頭10分もしないうちに関係者の人が「スピリットとオポチュニティは双子(twins)で」とか言い出して椅子ごとひっくり返りました。どうしてそういうことするんですか!??!!!!!俺のための映画ですか!??!?!?!になったし、スピリット(姉)は故障や問題が多くてオポチュニティは優等生、とかいうそう言う創作設定大好きな人間たちを多く知っているぞ…みたいな発言も飛び出してしばらく床に転がり続けるしかないのかと思いながら起き上がりました。
人によってはずっと「she」って呼び続けてて、人によっては「オッピー(Oppy)」(原題は『Good Night Oppy』、オポチュニティの相性)て呼んでいて、動き出すことを「命を吹き込む」と言う人がいて、ただの電子基板と電線のかたまりが”命”を得てロケットに搭載されて宇宙へ行き火星へ向かうことを「我が子が」と表現する人がいて、に、人間〜〜〜!!!!!人間が無機物に向ける親愛の情〜〜!!!!!!と感情が大爆発してそこからもうほぼずっと泣いていました。
あと火星での1日のことを1「ソル」と呼ぶ新しい単位も知れましたね。ひょんなことで増える知識、好き。

最初の着陸時に10分程度信号が受信されなくて、着陸失敗か…?と部屋中が静まり返って息を潜めているときに祈る人間の表情はいつでも一緒なんだなあ、と思いました。
宇宙飛行ステーションに滞在する宇宙飛行士への伝統である”目覚めの音楽”を、伝統に則ってローバーたちにもやろう、と思って実行するところとかも、もうすでにひとつのいのちとして扱っててそういう細かなところでも涙腺がじわじわと刺激されているしで本当にこういう心の動き方をした映画を観たことがなかったのでずっと戸惑いながら「なんだこれ…」って言ってました。なんだこれ。いまもまだわからん。でも俺の葬式には流してくれ(怪奇!葬式に来たと思ったら火星探査機ドキュメンタリ観せられる会場!)
少し前にTwitterで日本人以外は特に信仰宗教の教義により、人間以外に知性を見出さないみたいな主語の大きいツイートを見かけた気がしたんですが主語巨大ツイートとかそういうのを差し置いても全部(範囲でか表現)嘘だな…と開始10分で思いました。これ余談。

目覚めの音楽の伝統はいつからか取りやめられてしまっていたのだけど、オポチュニティの目覚めを期待して再開するとか、人間が音楽に込める祈りそのものじゃん…!にもなったし、なぜ宇宙を目指すのかといえば古代文明でも星を見て暦が作られていたように人類は遥か昔からずっと星と共に生きていたよ、という発言にすべてが連綿と繋がっている歴史であると言うことにめちゃくちゃ泣いたし、いまはあらゆるものが細分化されて専門化されてただそれも通信技術で場所を問わず情報に気軽に触れられるようになって垣根がないようで大きくある世界になっているけど、人間はずっと星を見てそれを生活に根差し活かしてきたと宇宙に一番近いところにいる人たちに言われてしまったらもう、そうだねって泣くしかないんですよ。

途中でね、途中でスピリットが動けなくなって任務が終了してしまうんだけどね、というかこの二機はすでにすべての任務を終えているのでどちらも活動を終了しているんですけど、スピリットの責任者の人が「ハードワークだったから疲れていたんでしょう」みたいなこと仰ってて莫大な愛をくらって泣いていました。
同じチーム内でもエンジニアと学者たちが「あっこの岩いこうぜ!」「(ふざけんなよのまろやか表現)」みたいなやりとりもあったって言われてて畑が違うひとたちのそういうのNASAにもあるんだな、とにこやかになりました。ふふ。

ずっと幸運のピーナッツが引き継がれていたり、なんだりかんだり、本当に良い映画ですよ……良い側面しか描かれていないのだろうということを差し置いても………最後はパーサヴィアランス搭載のロケットが発射されるところで終わるんですけどそれがもう、俺は「過去の失敗や成功や得られたデータを活かして”次”につなげるための一石」が投じられる映像に弱いので爆裂に泣いていました。始終泣いているのでどこが一番かって言われてもわからんけど……うっ……俺は甲子園のサイレンを聞いただけでそこに至るまでにあったであろう各自や関係者の努力や切磋琢磨、切り詰めたであろうこと、取捨選択、挫折、回復などが勝手に想起されて泣く人間なので……………全ての創作で「それでも、」をやってきた身としては常にその繰り返しをやっているひとたちとその成果として運用されるローバーたちに感情移入しないわけがなかったのよね…………という感想文でした。はあ〜……俺の葬式に参列した人間全員これでブチ泣かせたい。畳む
擬人化:昔の絵のまとめ01
2011〜2018年ごろまでの一枚絵をなんとなくまとめました。#GAS

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つらつら
映画感想:「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」には慣性の法則があるから、いい。
最新作観てきた!!!最初から最後まで全部ネタバレに容赦がないし、ラベンダーに傷を負っているのでちょいちょい言及しているけどわからないひとはスルーでいいです。#映画感想

ネタバレではない感想ツイートで「車を運転すればすべてが解決した時代はなかったよ」との由、すでに見てはいたんですが本当に別にすべてのことが車を運転すれば解決していたわけでは全然ないからな!!!!!!!!でした。あ〜〜〜おもしろかった最高でした、ワイスピに我々が求めているもの全部乗ってました(車だけに)でも推しは死んだ。

推しは(たぶん)死んだ!!!!!!!

いやほんとどうして………どうして………ジェイコブおじさんはこれからの男だろ………何であんなに丁寧に「兄の子」と「ちょっとはちゃめちゃなおじさん」のファミリーロードムービーやってからのあれなんですか?いやわかるんですよジェイコブおじさんは兄にずっと引目があって前作のこともあって兄がずっと光の方にいたから自分は闇の、影のなかにずっといるって思い込んでて、それが前作で覆って明るいところを過去は変えられないし精算できないとはいえ(何せ普通にやっていることは法に反しているのでいるべき場所は全員刑務所である)、やっとファミリーを得て、ワイスピ世界で一番大事な家族の手を再び掴めたんだから、だから、そこに感謝をする男だから、恩を感じてしまうひとだから、恩返しをしようと自分の命を賭けられる生き様のひとだから、あそこで自分を犠牲にしてドムを生かすんだよ…そうだよジェイコブ・トレットとはそういう生き方の人間でありました………………推理小説をこよなく愛するものとしては死体を自分の目で見ない限り生きている可能性が否定できないし、ハン(推し)が死んだと見せかけて生きていたパターンもあるので明確に死んだと言われるまで「やや死んだ」という表現を使いますが……どうして………ちゃんと甥っ子に言葉遣いを正す極悪なひょうきんおじさんジェイコブ、永遠に推す。ドムと和解(したのか?)してから実は一回でいいからやってみたかったこと「誕生日ケーキをでかいホールケーキにしてみんなで食べる」とかをやってくれ。

ともあれ、ストーリーはいつものワイスピでした。ちゃんと重力と慣性の法則と遠心力がある世界は安心しますね。ばかすか車の馬力と速度にもの言わせて当然のように爆発するし、当然のように車を使って物事を解決します。そうなんですよ、ドムたちは別に車の運転ですべてを解決しようとしていたわけではなくて、すべての解決のために車を運転していただけで一つの手段でしかないんですよね。だから飛行機も出てくるしヘリも出てくるし、まあそれらも全部車の運転のせいで主に爆発などをするんですが、観客はそれを求めているので変なギミックでてくるたびにきゃっきゃきゃっきゃしてました。心の中の幼児が大喜び。でも俺は自分の乗っているバスにでっけぇ鉄球(何で中性子爆弾なんやねん)が突っ込んできて車体が真っ二つになるときの対処法を知らないので、頼むから防災センターとかで急に近くでカーチェイスが始まったときの対処法を教えて欲しい。あれはもはや公害だよ備えるべきだよ国民が。異世界転生でワイスピ界に転生したと気づいた瞬間、俺は四方を道路に囲まれていない土地に暮らすことを決意しますからね………でも飛行機の貨物室からバックでの車庫入れみたいな気軽さで車が落ちてくるからな………もうだめだな…………話が逸れました。

数日前に前作を観ていたこともあって直近の流れは把握しているし、予告編も観ていたので「ああ〜〜〜〜〜ええ〜〜〜〜〜!??!??!?!なるほど〜〜〜〜!!!!!?????」という純粋な驚きでずっと楽しかったです。さ、最後、最後潜水艦から出てきたひと誰ですが俺はマジでまったく人の顔と名前が一致しなくて………あとホルガ姐さん(ホルガ姐さんではない)がまた寒いところの監獄に閉じ込められて…かわいそう………どうでもいいですけど極秘機関の極秘刑務所みたいな字幕出たの、文字が重複しすぎてだっさくて好きでした。まともなフリしようとしてる頭おかしい組織の趣がある。口から罵詈雑言が時速150kmくらいで飛び出してくるようになるのもワイスピ観賞後の醍醐味。嘘です。

ワイスピ、全編を通してちょいちょい家族愛というか人間同士の絆に重きと善性を置きすぎている感もあるんですが、家族って言ったって他人同士なんだからそんなにみんながみんな「家族のために」って命かけたり奔走したりする必要は全然ないんですが、でも俺たちはそれをやるぜ!!!!っていう勢いがあっていいですね。他人のために自分の全部を賭けることができる人間は、過去に自分に対して周囲からそういう助けを得られたことがある人間たちなので……性根が悪だとそうではないので………あと今回はドムが目の前で犠牲になりそうな命を明確に選ぶ描写があって、そのあたりも今までと一線を画してきた感があります。
結局女を選ぶのかよ、みたいな感想を今のところは見かけていないのと、状況を考えると単に間に合いそうだったのがそっちだったという話でしかなくて、急に命の儚さをどでかい派手な爆発で学ばされて道徳の時間でしたあそこだけ。どうして?でもその前のガツガツに間合いどうしてやりあってレースだ!!って派手に花火が打ち上がりその余韻の火花を追うカメラワークで場面転換するのすごい美しくてよかった。
レース前のご挨拶、「Dante, Enchanté」が韻も踏んでりゃ「初めまして」の挨拶をよりあなたに会えてうれしいという意味も含めて親密な感じで言う挨拶で煽り散らかしてて最高でしたね。ラベンダー色の車(服装も)は思ったより照明効果などによりそこまでラベンダーぽくはなくて(ペールトーンみが強かった)そこからのダメージは最小限だったんですが、まあワイスピ界の車は基本的に無事以外は爆発炎上して大破するので、爆発炎上して大破しました。はい。致命傷です。はい。やつらを公道に出すな。

まあでも最後にすべてを解決するのは肉体の物理的な強さと爆走する車のドアを走行中に開けて同じく爆走する車の空いているドアに飛び込める勇気と胆力なんですが。あまりにも生きていくハードルが高すぎるワイスピ界。何回か言っていますがあの世界で車の保険会社は何社か倒産しているか、「急に巻き込まれたカーチェイスなどについては補償しない」みたいな特約があるからな。やってられるかあんなの……でも道端のいい感じのカフェとか可哀想だから普通に保険が効いて欲しい。あと前作にもあったけど急な爆発を伴うカーチェイスから飼い犬をかばっているらしきモブのひとがおり、よかった。
俺はDolbyシネマに魂を売っているのでもう一回くらいDolbyで観たいし、IMAXのめちゃ巨大スクリーンでも観たい……と池袋の方をチラ見している。原語でちょいちょい状況をバーベキューに例えてるっぽい言い回しが何回かあって(ドムがわりとな頻度でみんなでバーベキューしてるシーンがあるから当てつけてるのかな)とも思いましたがなにせ情報の取得に忙しくてそれどころではなく……英語字幕見たいな…………。

最後にロック様も出てきたし、ジェイソン・ステイサムのサンドバッグになってた人が思ったよりおもしろい格好(状況はとてもかわいそう)だったのでにこやかでした。次…で……終わるんですか!?話が?!な感じでしたけど、そこかしこで言われているサイファーとレティのタッグ、スピンオフしてくれ〜!!!!!って思いました。
強い女と強い女が手を組んだらそれはもう最強なのよ。かわいいな〜、かわいかったな…前作もそうでしたけどけっこうやっぱりみんな肉弾戦もやるようになっていて、だからわりと前作あたりから車の運転以外でも解決されてることあったよな……とは思います。でも命のやり取りは最大級の感情同士のやりとりなので存分にやって欲しいです。
でもやってることは全部ファミリーのためという建前を取っ払ったら全部子供の教育には悪いからな。そこは前提条件として注釈をつけておけよ、とトレット家の教育に物申し他人になってしまう。リトルB、健やかに育ち、道交法を守れ。

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つらつら
日記:いいねボタンをつけてみたんですが、
どうなんだ………!?一応動作すればいいや〜みたいな気持ちで軽く設置したんですけどCSSとかいじりたいですねえ!数は管理画面外からは見えないようになっていますが、一応一日十回までの制限があります。Waveboxで絵文字連打するよりも気軽に押したい気分の時にどうぞ。そのうちお礼画像とかも整えたいです。
つらつら
映画感想:「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」
最新作が日本公開されているので事前予習で観ました。配信にもなっているので今更ですが一応全部ネタバレです。#映画感想

(承前同タイトル)「ICE BREAK」まではスピンオフも含めて観ていて、そのはちゃめちゃ景気良くすべてが壊れていく勢いが許されている世界観が大好きなんですが、今回もまあ〜〜〜景気良く全部ぶっ壊していきましたね!!!最高です。俺はフィクションならなんぼでも人が死んでいいし(推しも死ぬが……)景気良く爆発して欲しいタイプの最悪人間性所持者なのでだいたい全編にわたって手叩いて喜んでました。キャッキャキャッキャ。幼児の心が喜ぶ。

とはいえ人間の顔と名前が全然覚えられないのでさすがにドム(主人公)とロック様とステイサム氏(もはや役名がわからない)くらいはわかるんですが、レティがホルガ(DnD)と同じ人だって知らなくて再生し始めてすぐ「ホルガ姐さん!!!!!」って声に出ました。基本的に映画を作品単体で観て、俳優つながりで別作品も〜とかしないので全然その辺がピンときません。
ワイスピ世界は基本的にフィジカルと車の運転、正確にはドムがハンドルを握ればその後ろの車両部分がいくら炎上していても何とかなるのでドムがなにがしかの車両のハンドル握ったら勝ちです。そういう映画です。今回も勝ちました。
あと途中で死んだとされていたハンが復活したのめ〜〜〜〜〜〜〜っっちゃくちゃ嬉しくて、情報としてネタバレ踏んで知っていたんですけど「やった〜〜〜〜〜!!!!!!!」って声に出ましたね。珍しく死んだ推しが復活した例でした。最新作でもちゃんと予告で生きてたのでにこやかでした。これから死ぬかも知れん……恐怖が増してしまった………どうして…………………話が逸れました。

前作の悪役サイファーのことあんまり覚えていなかったんですけど、まあ毎回なんやかや世界を救っているのでなんやかや悪役にとっては「クッソ」みたいなことが起きているはずだ、っていう認識でも話がわかるのがいいですね、本当に。ちょっと人の顔と名前と役割を思い出すのが大変ですけど、その辺もうまく序盤の方で動きで説明してくれるので基本的にはどこから観ても大丈夫なの助かります。
今回、宇宙に行ってしまったので最新作であといけるところって言ったら地中(マントルとかコアとか)か深海かエベレストの頂上くらいしか残ってませんが大丈夫ですか?車の運転で何とかなりますか?という観客の疑問をスピードと車体の強靭さでぶっちぎってくれることを期待します。ラベンダー色の車が出てくるらしいのでちょっとあの…心を強くしていきます…………(このアカウントはラベンダーに傷を負っています)

クイーニー女史大好きだったので今回も出てきてくださってやった〜〜!!!!!です。ワイスピ、過去の登場キャラもさらっと出てきてさらっと仕事して退場していくので変なしっとりさとかテンポが悪くなるとかなくてその辺も好きな要素の一つです。あんな贅沢なカーディ・Bの使い方あるんだ……。よくまあこんなに毎回、だいたい同じ話を違うバリエーションでやってくれるなあ、という安心感も好き。あと大体爆発するので好き………俺の創作が毎回爆発しがちなの、ワイスピのせいでは??とんだ責任転嫁だよ。
物語が終盤になってくると基本的に爆発、カーチェイス、爆発と爆発、みたいな様相を呈してくるのでこのあたりからだんだん記憶が定かでなくなり、爆発を浴びるしかなく、手に汗握って心の中の幼児をきゃっきゃさせるターンに入ってくるので「景気いいな〜〜!!!!!」って大喜びしている以外の感想があんまりないのですよね。

テクノロジーの進歩と、技術はあくまでそれを使う側の人間の善性に左右されるということを一作目からずっとやっているので、倫理がなくても犯罪行為でも無免許運転でも、技術を正しく使う(ただし物理的に可能かどうかは定かではない)点において信頼性があります。まあ………車を横転させたりするのは全然正しい使い方じゃないんですけど………。
近いうちに最新作も劇場に観にいきたいところです!楽しみ〜!畳む

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