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二次創作
二次創作:酔っ払い二人が並んだテーブルでまともな話が出るはずもなく
2021年1月3日初出(Pixiv)
平気で二人とも成人している卒業後。左右不定のふんわり巨大迷路感情をお楽しみください。
酔っ払い二人が並んだテーブルでまともな話が出るはずもなく(タイトル短歌)#九龍妖魔學園紀


酔っているにしたってたいそう長く思案したあとに絞り出された声はそれはもうあらゆる感情を煮詰めて凝ったどろどろの粘度をしていて、すでにたいそう酔っていた自覚のある俺にすら腹の底から笑い飛ばした方がいいのだと思わせる声であったのだ。
曰く、お前の俺に対する感情の名前はなんなのだ、と、話の流れで訊いてしまった。
「──……ぞ、」
ぞ?
「憎悪…………………………………」
要らないくらいにたっぷりと語尾の余韻を含ませて、あだ名で呼んで久しいそいつは系統樹並のめちゃくちゃな複雑さを湛えた顔で、それでも目だけは逸らさずに言った。
「ぞうお」
馬鹿みたいに音をなぞり返す呂律は、酔っ払いに相応しく浮ついている。舌先にざらりと何かが残る。
「お、れとしましてはこうちゃんについてなんていうんですか一種のこう、いわゆるひとつの、ねえ、そういう、なに、じぶんでもわからない感情を、こう、ばかでけえなあ、持て余すなあと思いながらね、捨てたくねえなあ、っておもっていきているわけなの、これ前提ね。わかる?」
「わかる」
わかる。──わかっていたい、が本音ではある。
さっきまで緩やかに握られていた液体のたゆたうグラスは、今その小さくも大きくもない手の平にしっかりと握り締められて純粋な握力に震えている。なにせこいつの手の平は林檎を砕くのだ。
「おれ、おれはね……でもたぶんそれを俺以外の世界が俺以外をして言う愛だとか恋だとかそういう、そういうお綺麗な枠組みに収めたくなくて、そんなお姫様の宝物みたいに扱いたくなくて、俺の大事に仕方はほら、一緒にいつも持ち運んでずっと握っていたからずるずるに溶けた残骸だけ残っても、俺はそれでもいいから、そういう、そういう俺なりの大事にしかたを、こうちゃんは好きに生きていいんだけどこの好きはこうちゃんの主体によります、それで」
だから、とお互いの間のちょうど中間、何の罪もないテーブルの板を穿つように見つめるくせにやけに空虚な目をして続ける。
「俺はこれを憎悪と呼びたい」
冷静に持論が結ばれる。結論は出た。これ以上は揺るがないだろう決意でもって、結論は出た。
「そうか──グラスを割るなよ」
前頭葉が溶けていきそうだ。最後の一つなんだ、そのグラスは。
客に振る舞う分として用意した透明なグラスは、ようやっとその一言で馬鹿みたいな力で引っ掴んでくる物騒な客の手から文字通り解放された。
何かを吐き出し切ったように項垂れる頭頂部がゆっくりと鼓動の倍数で左右に揺れている。どのみち両者、酔っ払いなのだ。
完全に顔面を覆う細く長い髪の間から、酔っ払い特有のふわついた笑い声が漏れる。
「──ふふ、なに、分類するのが好きになっちゃったの?研究者先生は」
そういうこいつも隠されたものを暴き出しては右から左へ分別したがる職業のくせに。
冷静なつもりで言ってやれば、お互いさまでしょ、と望んだ答えが望んだ通りの場所に返ってくる。
「分類といえば俺がこの前遺跡で食べたら三日くらい幻覚みたキノコの話していい?」
「初耳だぞ、九ちゃん」
「いまはじめて言うもん、いやなに、聞いて、聞くだけ聞いて。罪滅ぼしなんだから。全部幻覚だったんだけど──」
酔っ払いの夜は更ける。明日の朝の色は知らない。畳む
つらつら
日記:COMITIA144ありがとうございました。
この日記は帰りの電車で必死に意識を失わないように書いています。支離滅裂でも気にしないでください。

思ったより気温が高くて、夏日に対応できる服装で出かけたのはもちろんなんですけど思ったより体力を消耗しています。開場直後くらいまではお手洗い近くて困ってたくらいなんですけど、徐々に水分を取ってもお手洗い行きたくないな……?という状況に。おそらく静かに汗とかで蒸発しているんでしょうね。
塩分はそこまで考えていなかったので絶賛熱中症の初期症状みたいになっています。お腹も空いている。無事に家に辿り着きたい。

今回のコミティアは推察するに新型コロナウイルスによる影響がほぼない状態であったのか、机同士の間隔も狭くて「こんなだったっけ?」となりながら設営しました。さらに同じ島の後ろの列との間隔も狭くて、片方の端っこサークルさんが床に置く型のポスタースタンドを大きめのキャリーバッグで押さえる手法をとってらしたので完全に出られず、反対側も途中に二つそれぞれ後ろ同士で同じタイプのポスタースタンドを立てていて狭い通路がさらに狭く……という状態でなかなかこれは我々が思い出し運営が思い出しそれぞれが気をつけないと倒れたり倒したりが出るぞ……と思いました。床に特にテープ固定とかされてないところ通るの怖いですね。

次は受かっていたら夏コミ(C102)、そのあとに擬人化王国、次いでCOMITIA145の予定です。まーたこいつ二週連続イベント参加するぞ……って自分が一番思っています。
つらつら
日記:時間が経つのを待っている
文字通り待っています。本来この間にやることはたくさんあるんですが………お風呂掃除とか…食器洗うとか……これはよく言われることなんですけど、生活をやっていると創作ができないし、創作をやっていると生活ができなくないですか!?あまりにも片一方にしか労力を割けない。でも多分いい割合というのがあるはずなんだよな。

ともあれ明日はコミティアです。ここしばらく新刊を出していないし、コミティアが終わったら次の予定が受かっていればC102なので流石に新刊出したいなの気持ちが大きいんですが、ここ最近コピー本以外の本を作っていなくて(嘘です、小説なら出してます)どうしたらいいんだ……みたいな気持ちです。
とりあえずコミティアに向けて用意しておいて寝かせてある「擬人化、一次問わず創作キャラで髪の毛長いやつを全員描く」というコンセプトの長い髪の毛だけ描いていたい欲求を満たす本でも作ろうかな。
つらつら
日記:成果、出ているのでは?
なんとなく5月1日に普通に日記を書いて、そのことにしばらくしてから気がついて、「習慣づいているのでは?」と気がつきました。いま!?今だよ。習慣というのはもう意識することなく行われるものなので、これはもう習慣づいたのでは…………?誰だよ三日で習慣になるとか言ってた人間、かなりかかってますよ。個体差。

もうひとつなんとなくの変化として感じるのは文章を書くことへの心理的ハードルが下がったこと、何か物を言うときに「でも結局うまく言えないし」とならないこと、言葉選びが以前の標準値に戻りネットミームなどの簡単にニュアンスは伝わるが使われている言葉自体があまり良くないものを無意識に使わないようになったことなどです。良いんじゃない………?

とはいえ毎回タイトルはわからないし書くこともピンときていないし、書いたところで寝て起きたら「これ書く意味あった……?」になっているのは変わらないんですが。きっと来週あたりに体調不良で寝込んでまた泊まったりするんでしょうけど、ぼつぼつやっていきます。
つらつら
日記:オンイベの準備なんもしとらん。
この場合の「なんもしとらん」は「実際はやってる」ではなく本当の意味での何もしていないです。まじで何もしてないやばい。
そもコミティアとか擬人化王国とかのオフラインイベントもわりと最近新刊を出していないので(出してもコピー本。本は本だが?!)訂正します、出してます、出してますがこう、なんていうんですか、準備の手間がこう、物理的じゃないですか、オフラインイベントは。
オンラインイベントはそういうのがなくて気軽に参加できる、展示だけでもいいよ、という気軽さが助けになるんですがこの締め切りが見えないと作業ができない上にギリギリに仕上げて「前回できたからまだ余裕ある」みたいな最悪の学習をするタイプの人間には変なベクトルの入り方すると直前で「ア゛!!!!!!!!」って叫ぶことになるんです。がんばります。
一次創作,擬人化
擬人化:海上保安庁発足日によせて
過去に発行した同人誌から、成り立ち部分の漫画を。#GAS
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つらつら
日記:出した同人誌の一覧欲しすぎて困っている
タイトルの通りです。必要なら作れよ、というところなんですがお借りしているてがろぐのテンプレートがシンプルを心がけているため(そしてそれに非常に満足しているため)、表を……今から…HTMLとCSSを…書く……?になっており、手間への心理的ハードルが高すぎて越えられないという感じです。そこまでしなくてもタイトル・サイズ(A5統一)・ページ数・あらすじがあればいいんでしょうけども………やるか…………。

どうでもいいことですが、価格を書かないのは単純に会場頒布と通頒で価格が違うからです。この辺も別にシステム利用料とかの都合になるので最近はあんまり気にしなくても良くなりましたね。

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