散る散る満ちる。

擬人化を含む一次・二次創作もろもろサイト。転載禁止。
感想やいいねと思ったことなど、お気軽にWaveboxへ。絵文字だけでも嬉しいです。

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ABOUT
【このサイトについて】
裏参道が管理する、擬人化表現を含む一次創作・二次創作混同サイトです。
擬人化表現されるあらゆる対象に無関係。擬人化創作は「Gijinka All Stars!!」(擬人化オールスターズ、略してGAS!!)という名前があります。
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。以下は創作や連絡先情報です。

【擬人化を含む創作について】
主として海上保安庁所属の船艇・航空機を擬人化しています。
その他、関連組織や自衛隊関連(装備品含)、造船所、航空会社、海運会社等を必要に応じて出現させています。キャラクタの数を増やしたいわけではなく、必要に応じて増えていくタイプの創作。
漫画、小説、短歌を詠みます。それ以外にもやりたい表現があればやっていこうの気持ち。
他者による転載は一切を受け付けておりません。また掲載されている画像・文章に関わらずすべてはAI学習禁止となります。

[擬人化を含む創作への二次創作について]
基本的には歓迎の姿勢です。
善意でできていたい人間なので、以下のような極端なことがなければ喜びます。
・対象そのものや所属者、関係者を貶める、侮辱する、誹謗中傷などの表現
・個人や個人の特性について、尊厳を毀損する様な表現
・擬人化を含む創作内で言及されている関係性を無視、湾曲するような表現(すでに関係性が成立しているキャラクタに対して、同等の"うちよそ"関係は成立しません)
※同等の=恋愛関係が成立しているキャラクタがいわゆる"うちよそ"関係として恋愛関係を結ぶ
・表現や設定の自作発言、無断での商用利用、参道自身が掲載した以外のメディアなどへの転載
・政治や宗教などについて言及する際に巻き込むこと(ご自分の言葉で語ってください)
・現実、SNSなどのオンライン上を問わず、実在する擬人化対象すべてへ迷惑がかかるような振る舞い

また、SNSや同人誌などに掲載の際はお手数ですが創作元の情報として裏参道(表参道)のTwitterアカウントなど大元がわかる情報の明記をお願いします。
ご不明点があればお気軽にご連絡ください。

【このサイトへのリンクおよび管理人連絡先】
サイト名:散る散る満ちる。
サイトアドレス:http://nntr.xxxx.jp/murmur/
管理人:裏参道(二次創作名義:表参道)
メールアドレス:ura.omote.310◆gmail.com(◆を@に変更してください)
Wavebox:いわゆるWeb拍手みたいなもの
Twtter:裏参道 (@ura_310)/表参道 (@omote_310)
misskey.design:裏参道 / にじみす:表参道
Pixiv:裏参道 / BOOTH(既刊・グッズ通販):散る道。
感想フォーム:感想が送れる。
タイッツー:裏参道
ほしいものリスト:いのち /本など

++更新履歴++
2023/04/19 … てがろぐに移行開始
2022/05/04 … 移転開始(OFFLINE情報)
2022/06/01 … WordPressに移転後稼働開始
2013/02/05 … 改装、稼働開始
2013/01/29 … 個人サイト仮開設
2009/01/25 … 手書きブログにてオンライン上の擬人化活動開始
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ABOUT

OFFLINE情報
イベント参加予定とイベント参加履歴の一覧、参加したアンソロジーなどの情報です。
【イベント参加予定】
2025年06月01日(日):COMITIA152 申し込み済


【イベント参加履歴】
2025/03/16:HARU COMIC CITY34(九龍妖魔學園紀)(東京ビッグサイト)
2025/02/16:COMITIA151(東京ビッグサイト)
2024/11/17:COMITIA150(東京ビッグサイト)
2024/08/24:ジュヴナイル伝奇シリーズオンラインイベント ジュヴFES(オンラインイベント)
2024/08/18:COMITIA149(東京ビッグサイト)
2024/05/26:COMITIA148(東京ビッグサイト)
2024/02/25:COMITIA147(東京ビッグサイト)
2023/12/03:COMITIA146(東京ビッグサイト)
2023/11/5:海外俳優オンラインイベント(オンラインイベント)
2023/10/21:海外作品オフラインイベント(東京都立多摩産業交流センター)
2023/09/03:COMITIA145(東京ビッグサイト)
2023/08/27:擬人化王国28(東京ビッグサイト)
2023/08/13:C102(東京ビッグサイト)
2023/05/05:COMITIA144(東京ビッグサイト)
2023/05/03:さわやかMDRマルシェ2_2305(オンラインイベント)
2023/04/14:いきなりあぶないスカイゾーン(オンラインイベント)
2023/04/09:映画作品二次創作イベント(大田区産業プラザPiO)
2023/03/19:HARU COMIC CITY 31(売り子)
2023/02/19:COMITIA143(東京ビッグサイト)
2023/02/12:擬人化王国27(東京ビッグサイト)
2023/01/22:いきなり!レッドカーペット3(オンラインイベント)
2022/12/10:そこそこあぶないスカイゾーン(オンラインイベント)
2022/11/27:COMITIA142(東京ビッグサイト)
2022/10/01:さわやかMDRマルシェ2210(オンラインイベント)
2022/09/18:擬人化王国26(東京ビッグサイト)
2022/09/04:COMITIA141(東京ビッグサイト)
2022/08/27:ちょっとあぶないスカイゾーン(オンラインイベント)
2022/08/13:コミックマーケット100(東京ビッグサイト)
2022/05/05:コミティア140(東京ビッグサイト)
2022/02/20:擬人化王国25(オンラインのみ)
2021/09/19:GOOD COMIC CITY 27(エアブーのみ)
2021/04/11:擬人化王国23(東京ビッグサイト)
2020/11/29:擬人化王国22(東京ビッグサイト)
2020/02/16:擬人化王国21(東京ビッグサイト)
2019/10/20:擬人化王国20(インテックス大阪)
2019/08/12:コミックマーケット96(東京ビッグサイト)
2019/06/23:擬人化王国19(東京ビッグサイト)
2019/01/27:UNLIMITED EX 2(東京ビッグサイト)
2018/12/31:コミックマーケット95(東京ビッグサイト)
2018/11/24:擬人化王国18(東京ビッグサイト)
2018/07/01:擬人化王国17(東京ビッグサイト)
2018/02/25:擬人化王国16(東京ビッグサイト)
2017/11/23:COMITIA122(東京ビッグサイト)
2017/07/02:擬人化王国15(東京ビッグサイト)
2017/02/12:擬人化王国14(東京ビッグサイト)
2016/06/19:擬人化王国13(東京ビッグサイト)
2016/01/24:擬人化王国12(東京ビッグサイト)
2015/10/11:擬人化王国11(インテックス大阪)
2015/07/05:擬人化王国10(東京ビッグサイト)
2014/10/05:擬人化王国9(インテックス大阪)
2014/06/22:擬人化王国8(東京ビッグサイト)
2013/06/23:擬人化王国7(インテックス大阪)
2013/01/27:擬人化王国6(東京ビッグサイト)

【参加/主催アンソロジー・合同誌】
2013年6月感染擬人化プチオンリーおふね会定例会議(擬人化王国7内プチオンリー)
2017年2月某巨大不明生物映画を観た登場諸機関擬人化が(以下中略)するアンソロ(ジー)(主催)
2017年7月その日を越えていけ(砕氷艦船アンソロジー/主催)
2018年2月発行「擬人化四季報」参加(横浜船渠、日本郵船擬人化)
2018年7月成田空港40周年記念合同誌「Per aspera, ad astra!」参加(NRT、NCA擬人化)
2019年6月モキュメンタリ風合同誌「unsung report」(主催)
2021年9月九龍妖魔學園紀媚薬アンソロジー「over flow」参加
2022年6月九龍妖魔學園紀二次創作皆主アンソロジー「おまえと朝ごはん」参加
2022年8月オンラインイベント会場背景制作
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OFFLINE情報

LINK
好きサイトさんなどのリンク集。
このサイトへのリンクについてはABOUTを見てください。

【好きサイトさん】
night watch (艦艇等擬人化:津崎飛鳥様/いつも本当にお世話になってます!)
八十八堂 ちろり(土地擬人化:髙橋コヤマ様/好きです!)
ちょっと美しい日本語

【素材やテンプレートなど】
てがろぐ
do (てがろぐのスキンをお借りしています)
pixabay(CC0ライセンス写真素材。小説の表紙画像とかでお世話になってます)

【お世話になっている印刷所さん】
栄光印刷(今まで作った本だいたい栄光さん)
オレンジ工房.com(ポストカードの発色きれいで大好きです)
ちょ古っ都製本工房(小説本だいたいちょ古っ都さん。小部数の味方)
同人印刷ペンタロー(コピー本お世話になりました。小部数の味方)
mokuxmoku(栄光印刷さんがやっているハンドメイドショップ。イベント時に使ってる木製スタンドはこちら)
D-ptint(グッズでポイントカード作ったときお世話になりました)
おたクラブ(グッズでスタンプ作ったときお世話になりました)

【ツール系】
DeepL翻訳(海外メーカーのプレスリリースぶち込みがち)
AISライブ船舶マップ(推し船のAIS追いがち)
SS名刺メーカー(短歌とか小説とかあらゆることでお世話になりがち)
Wikipedia(だいたいここで検索しがち)

【YouTube好きチャンネル】
Architectural Digest(建築・インテリア系)
NamibiaCam(ナミビア砂漠ライブカメラ)
National Geographic (ナショナルジオグラフィック/英語)
ナショナル ジオグラフィック TV(ナショナルジオグラフィック/日本語)
ディスカバリーチャンネル(よくわからんサバイバル系とか。おもろ)
とやまソフトセンター(狂犬病予防接種会場動画で有名)
VOGUE JAPAN(メイク・ファッション系)
The Local Project(建築・インテリア系)
TED-Ed(TEDのさらにわかりやすいアニメーション解説)
TED(説明不要。世界、いろんなことがあるなあ)
Tasty(料理系。おいしいものは糖と油でできていることが証明される)
Primitive Technology(男性が淡々と森の中に家を作ったり炉を作ったりする)
Country Life Vlog(アゼルバイジャンの農家のVlog。とにかくあらゆる規模がでかい。肉もでかい。包丁もでかい。鍋もでかい。いのちがいっぱいいる)
English Heritage(英国の遺跡とかを管理する慈善団体。レシピ動画がけっこうクセになる。レシピ本の言い回しがイギリス節すぎて話題になったやつの元動画)
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2025年3月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

春コミ回顧録

2025年3月16日開催のHARU COMICCITY34に「九龍妖魔學園紀」で参加してきた前後のあれやこれや。基本的には自身のやらかしと反省がメインなのであまり楽しいものではないかもしれない。が、これを読んだら同人誌即売会へ参加する際のやらかしが若干軽減できると信じて書き記します。

【前日】
関東在住なのだが赤ブーはイベントの開始がいつも参加しているコミティアより1時間早くて、自分自身は早起きしたらなんの問題もないのだが売り子を頼んだ友人は昼夜逆転社会人のため友人が早起きできない。それにより行動を東京都隣接県民が二人して会場最寄りの東京ベイ有明ワシントンホテルに前泊する運びへ。

前泊自体は良かったのだけれど、予約するときにベッドが二つある=ツイン、広めのベッドが一つ=ダブル、というのを別タブで調べて把握していたはずなのにセミダブルの予約をしていて部屋が狭いしベッドが狭い。友人とは高校からの付き合いで進学した専門学校も一緒で家も近所の、いわゆるパーフェクト地元の同級生なので一つの布団で二人寝たりはよくやったのだが、部屋に入るまでツインを予約していたと思い込んでいたためここで自分へのデバフが入る。本当に自分のことが嫌になる(575)

また、ペーパーを切るなどの作業を終えていざ眠ろうとするも、まだ自分のペーパー作成をしていた友人が起きていることを除いてもなぜか全然寝付けない。部屋の空調がホテルによくある全館空調のため冷房にならない、暖房でも15度が最低温度というやつで、16度くらいまで下げているのに全然暑くて、結局一回も布団もシーツも体にかけずに終わる。
ベッドと壁の間に隙間があったので、ポケモンスリープのためにスマホをここに置いて隙間に落ちたら大変なことになるなと思ったのでヘッドボードに置いたら何一つ睡眠が計測されていなくて最低スコアを叩き出すなどした。でも実際にも全然眠れなかったから(体感五時間睡眠)正しいスコアだわ………もう知らない……………。

【当日】
天気(雨)のせいと、寝不足のせいと、おそらく体調の周期的なものの重ね技で翌日は朝から偏頭痛がある。つら。
朝食はとても良かったので、ありがたいことだ…ありがたいことだ……と念仏のように唱えながら、コーヒーが出てくるマシンでエスプレッソ一回淹れたあとに普通のホットコーヒーも一回分追加し、カフェインにカフェインを重ねがけする。普通に過剰摂取に近づくので世の中の人はやらないでください。偏頭痛処方薬セットを飲む。

ホテルの一階部分にデイリーヤマザキが入っているのだけれど、荷物を増やして雨に濡れるよりは会場入ってからのコンビニで買おう、と相談の上で決める。これは友人の出す配布物がローソンでのプリント登録を必要としており、ビッグサイト内のエントランスにローソンがあったからです。
だが自分の考えることはこの世の大半の人間も同じく考えることであり、またローソン自体の規模もかなり小さかったのでイベント特有のキャリーケースや荷物大きめになりがち人間が集結することで店内がめちゃくちゃなことに。これはかなりの反省点です。前日の時点で混雑を予想してイベント当日の食べるものとかは用意したほうがいい。当たり前のことを言いました。

一旦ローソン前で分かれて、それぞれがサークルチケットで入場してスペースで再会。
設営はもうコミティアで慣れたものなので楽勝ですわ……と本を置くスタンド を取り出したら、一番肝心の脚部分の板が入っていなくてスタンドにできず、面出し平積みで対応する。イベントのときに必要なのは書店勤務経験がある売り子の友人です。本当に自分のことが嫌になる(575、1日ぶり2回目)

いつもは複数種類の本があるのでレジアプリ(即売レジ )を使うが、今回は1種類かつ500円の明朗会計だったので特に何もせず。在庫の数を数えればいいの、本当に楽。友人だけをスペースに残す場合も「これがいくらで、あれが何円で、」とか伝言しなくていい。混乱が防げる。
念のためでお釣りの小銭は刷った冊数の全員が千円札で来たとしてもすべてお釣りを返せる分を用意。それほど必要なく、みなさん硬貨で支払ってくださる。ありがたいことだ………(3時間ぶり2回目)

開場と同時に友人だけをスペースに置いて、自分は人を傷つけても絶対に手に入れたいスペースを回る。いくつか開場直後不在のスペースもあったため、一旦自スペースに戻り。友人に頼まれていたグッズはきちんと得ました。友人はかまちが好きです。
訪ねたいけれどまだ到着されていないサークルさんなどの情報をちまちまSNSで得ながら、ちょくちょくスペースを開けては戻りを繰り返したことでおおよそのフォロワーと自スペースですれ違うなどをする。

途中で印刷会社の印刷見本がすごいよ!!!とフォロワーさんから急にカラフルなレンガの塊みたいになっている印刷見本(小口染見本だったので紙の束の側面が原色バッキバキに染められており、本当にすごかった。平行しか存在しない世界のルービックキューブってこうだと思う)を見せられて「今行く!!!!!!」ってスペースを出るも普通にもう在庫がなくなっていたりする。それはそう。あんなカラフルな紙のかたまりが無料だったら全世界がそこに集中してもなにひとつ不思議ではない。

伏線回収というわけではないんですが、開場してからしばらくも偏頭痛薬の副作用(筋弛緩、ふわふわする、頭がぼんやりする)が抜けていなくて基本的に人間に対してある一定の熱量を超えない平坦さで対応していた記憶があります。せっかくお話かけてくださったのに当たり障りのない薄っぺらい対応しかできず………すみませ………本当に心残り。あれは普段の接客業で培った「何も考えていない反射だけで出す接客業務上の表面」だったので、あの、失礼があってはないと思うんですがそもそもの立ち位置から礼を欠いているというか、そこに俺の意思はありませんでした。いままで別の機会で会ったことがあるなら別なんですけど、そうではない場合は正面にいる人間からの反射で反応する怪異であった。あと差し入れもすっかり忘れてキットカット配り歩いていたので、受け取ってくださった皆さまありがとうございました。賞味期限は2025年8月です。

弊サークルの出しているもの、「皆守と葉佩の間に特定の関係性がありますがそのすべてを限定していません」のスタンスだからめちゃくちゃ手に取りづらいとは思っていて、正直会場であんなに部数が捌けると思っておらず「おわ〜」と思っていました。なんかもうちょっとノベルティとかつければ良かったのかな……の気持ちは「友人の作った無配があるじゃろがい」でねじ伏せておきます。

以下反省点。
・寝な。眠れる環境を何が何でも確保しな。はい。
・偏頭痛はどうしようもないのでこれは引き続き対処すること。はい。
・荷物を確認しなさい。はい。
・赤ブーはセルフ出荷が楽だよ。はい。(でもこれに関してはでっかめのキャリーで行ったので逆に空のキャリーを引いて帰るのもなんだったので普通に今回みたいな場合は使わなくても良さそう)

つらつら

日記:測量船「光洋」の一般公開に行ってきました。

2025年03月09日、千葉県船橋市にてAGB5002「しらせ」ことSHIRASE 5002がチャレンジングSHIRASE2025第1回 を開催し、一緒に測量船「光洋」も一般公開するというので行ってきました。
「平洋」は以前、ビッグサイトの隣で一般公開しているときに見に行ったことがあるんですが、「光洋」は竣工してからずっと機会がなかったので5002さんには申し訳ないけれど、どちらかといえばメインは「光洋」みたいな気持ちで行きました。

京成線新習志野駅からシャトルバスが運行されているので、9時50分発か10時ちょうど発のに乗れたらいいなの気持ちで現地に到着し10時発(9時50分が到着時点で満員だったので見送られた)に乗車。会場へぼんやりと運ばれていったところ、見えてきたオレンジの艦と、白い船と………「平洋」もいるやないけ!!!!!!!
バスの中だったので必死で飛び出す大声を抑えてことなきを得ました。

人の流れが一旦5002に向かっていたのでそのまま流されつつ先に5002を見学。なんか以前より順路短い…ですか……?と思っていたんですがこれは私が順路というか入ってよかった場所をすっ飛ばして道を進んだ可能性が非常に高いです。すでに単独公開している状態になってから一度、訪れたことがあるので今回かぎりのものがあるわけでない一旦それはそれとしてまた来ます!の気持ちであとにし、「光洋」へ。

まだ公開開始して1時間前後だったので「光洋」にも人があまりおらず、道ゆく間ずっと海保の人に「公開やってま〜す」「こんにちわ〜」「どうぞ〜」って声かけられてておもしろかったです。むしろ5002降りた人のこと、スーツ姿の後方さんが待ち構えて「あっちで!公開やってますんで!」って声かけてたもんな。それに捕まったもんな。本当は「光洋」だけでもせめて………!くらいの意気込みで行ったので、なくても一人で向かっていってたのですが。

乗船口は苦手なタイプのあの梯子と階段の中間のようなタラップを上り、うっかり隙間から海面を見てしまったので「フョエ」みたいな声が出ました。基本的に高いところが苦手です。あと乗船してからも船橋(せんきょう。船橋にいる船の船橋、ふりがなが必須)までの階段が長くて「すごいひたすら登らされてる……おもろ……全てが新しい………」になっていました。船体自体がおっきいので廊下とかも思ったより狭くなくて新しい船の色をしていた……。

まずは船橋(操舵室)でいつもの(いつもの?)レーダーとか海図とか電子海図とか操舵室からの眺めとかを堪能するなど。最初どうやらレーダーがついてなかったんですが、私以外の人に真っ暗なディスプレイを説明していた中の人に別の中の人が「つけてないの?」「他の船近いから見てもあんまりかな〜って」「いいじゃんつけちゃえば」のような会話がなされ、点灯する瞬間に謎に立ち会うなどしました。そういう基準でいいんだ………。

あとこれは以前、別のタイミングで「光洋」を見学したフォロワーさんから教えていただいていたんですが、たしかに船内神社やそれに類するもの、ない!!!!どうやら最近の船はあんまり船内神社を設置しない(そもそも船体に直接神棚的な構造物が設置されているわけでなく、乗組員のみなさんの自腹で地元の安全航海関係の神社のお札などをおいておけそうな場所に飾っていることが多い)方針のようで、ないんだ………になりました。
最近の船、海保に限ってもいろいろなものがデジタル化されたり小型化されていて、操舵室の余白が多い印象があるんですがそれにしてもすごいすっきりしている構造の操舵室でした。ポットとコーヒーメーカーはあった(そういうところを見るオタク)

操舵室後ろの部屋は「わ〜〜〜〜〜測量船〜〜〜」という感じの海上重力計とかがラックに仕舞われている例の部屋(測量船見学者にしかわからない表現)、その後はずっと一番下の甲板まで登った分だけ階段を降りてひたすら階段を降りて観測準備室にいくという順路でした。

観測室ではいつもの(本当にいつもある)カップ麺容器が海底の圧力でひしゃげて小さくなっちゃったの展示があり、ひっくり返してみたら「拓洋」って名前が書いてあったのでその場で俺がひっくり返るかと思いました。か、借りてる!!!!!!!!!
でも説明文にも書いてあったんですが、最近は容器が紙製になっているのでそもそも容器自体が手に入らないということで、なるほどね………の気持ち。観測準備室には100均の発泡スチロール製レンガが置いてあったので、カップ麺容器にこだわらなければ自前でできるんだね……ふふ………借りたんだ、先輩に。擬人化勢にそんなに優しくしていいのか?(自意識過剰)

「光洋」で聞いた主なへ〜のポイントを忘れないうちにメモします。
・昔の測量船は一隻でオールマイティになんでもやっていたが、いまは「平洋」が海底地形、「光洋」が海底地質調査による海洋公益の確保など役割分担がされている。
・役割分担がされているので載せている装備品も色々違うし、「光洋」は日本海と沖縄(わかるよ)あたりに出向くことが多い。
・HS11「じんべい」(『拓洋』を母船としていた)は「光洋」に、「平洋」に載っている黄色いやつは無人機(これは知っている情報だけど教えてもらったので)
・エナメル線がついているランチャーで発射する観測機器(名前忘れ)は使い捨て。別の機器は同じように使うけどちゃんと回収する。
・船からケーブルを伸ばして観測し、ケーブル長が3000mあるため、ケーブルの後ろに小さくて黄色い船状の構造物をくっつけてそこからレーダーを出し周辺航行船艇に「この船からケーブルがここまで出ているので間を横切るな」というお知らせをしている。横切られるとケーブルが切れるため。
・すべての観測は音でやっている。海底地形からの音の反射で把握している。
・採泥器も複数種類持っている。岩の表面を削り取るようにして採取する機器、名前がわからなくて写真画像を見た印象の「このあみあみのやつは……」って訊いたら一生「このあみあみで」「あみあみのやつで〜」って同じ言葉使ってくれて中の人がこっちのレベルに合わせてきてくれる優しさを浴びた。
・順路表示の紙の「こちらへお進みください」の下に「こっちだよ〜」(原文ママ)て書いてあって好きになった。一生健やかでいてほしい。
・展示品の解説してくれる中の人が急に「実は普段『平洋』の乗組員だからこっちの装備品があまりわからない」みたいなこと言い出して「お兄ちゃんから人手借りるんだ!?!!!」になったし、「助けて〜」って人を借りに行く末っ子、あまりにも末っ子。
・3000mあるケーブルは投入するときに4時間、回収(巻き上げ)にも4時間かかるし、人海戦術でケーブルを横並びになって送るらしくて「8時間労働発祥の地とかいけない感じ?」って思いました。ちがう、船はワッチ(交代制)だからそのへん大丈夫なはず。でも3ワッチ体制としても8時間の勤務の半分ケーブルの出し入れに取られるのエグない!?
・船の前に広報テントが出てたんだけど、テントに堂々と「横浜海上保安部」って書いてあって「借りたの!!??!!!」になった。一応、千葉海上保安部の船橋分室があるはずだが……?なんで横浜から………?
・うみまるくんは白くて綺麗で新しめ個体でした。かわいい。

つらつら

2025年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

映画感想:ドウェイン・ジョンソンが世界を救えなかったら、もう誰にも救えないってわけ………
人間に大事なのはフィジカル、盤石の基盤は肉体。そんで次に精神。いやわからん、の映画「レッド・ワン」を観ました。以下すべてがネタバレ。#映画感想

元旦にクリスマスの映画観てるの?!というのはさておいて、ドウェイン・ジョンソン好きなので観るかい……と軽い気持ちで観たらあらゆる要素が次々襲いかかってきて情報量の多さに「うわ〜〜〜!!!!!!」ってなりながら最後泣いて終わりました。すごい良い映画だった。映画ってこうだよ、というのと、人間の善性、信じようぜの映画だった。

神話だなんだいっても結局ベースは生きている人間の文明の延長なので、本編を通して思ったよりもギミックがあっさりめなのかなという気はしましたが何せこれは「ワイルドスピード」とか「ブラック・アダム」ではないので良いんです、ね、クリスマスだからね、全部良いんですそのくらいの塩梅で。
個人的にはガラスドームに入っちゃった魔女さんのこと連れて帰ってあげてよ!て弟(クランプス閣下)に思いましたが、その辺はまあ元カノって言ってたし、まあ…そこは個人個人のあれなので………はい…なんも言いませんはい………クランプス閣下の乗り物、系統がLotR実写版のモルドールデザイン系統ですごく好きでした。でもエンジン部分の脇に人の顔そのままついてるのデザイン的に何故かツボってしまってめちゃくちゃ腹筋に力が入った。いえ、自宅で観ている配信映像なので存分に笑ってかまわないんですけれども。

クランプス閣下、ドイツ語圏の人が喋ってる英語でよかったな〜〜!!個人的な好みの話ですが俺は英語を第一言語としていないひとが発音する英語発音(「r」のニュアンスとか)に興奮するのでめちゃくちゃはしゃいだ。大喜びする。最高。えっ、どうしてクランプス閣下が悪い方なんですか……どう考えても良い人がいきすぎて悪い方にいったパターンじゃんこれ……俺も信号無視する人間とかポイ捨てする人間とか普通に嫌いですし………になり、わりと考え方としては魔女やクランプス閣下側なの新年初ウケでおもしろかったです。
でもそれを正直に直接的に罰したところで意味がないし、人間社会が人間個体の集合である以上なにをどうしたって折り合いをつけて「バチがあたれこの(とうてい人様の耳目に触れさせるわけにはいかないことば)」とか吐き捨てつつ生きていくしかないんですよね。彼ら彼女らはおそらく神話に登場する半神存在である以上、人間ではないものとして区別されてしまい、それゆえに属している高潔さが良い方を向くか悪い方を向くかの違いで神と言われたり悪魔と呼ばれたりする側なので、そうなのだな、そうなのだろうなあと思いながら観ていました。
あの辺はもう少し噛み砕くと魚の肝を食べるかどうかの好みが別れる、みたいなほろ苦い味がする。

なんでサンタクロースに牛乳とクッキーを用意するのかの理由づけすごい好きだったな〜!
サンタクロースがクリスマスの夜に世界中の子供にプレゼントを本当に配るんだよ、という大前提を絶対に崩さないという意気込みを感じる細やかな伏線の散りばめ方と気持ちのよい回収を見せてもらえて大変に𝑯𝑨𝑷𝑷𝑰𝑵𝑬𝑺𝑺...そしてその間にほんの少しずつ覗く大人側の「子どもたちへの責務を果たせない自分」に対しての忸怩たる思い、大人であっても本来見えるはずの子供の姿が見えなくなった、与える役目を与えられた側からの目線の描写、新鮮でしたね。そうか、あのひとたちは子供の姿を見る必要があるのか。そうか。そうだな、俺たちはもらってばっかりで、そうか、気づけていなかったな、というのがすんなりと納得できるのは話の作り方が上手いなあ。

道路に急に置かれていたグランドピアノがヤマハでちょっとふふ……になり、そのピアノが演奏している曲はそれでも人間の文化の中でしか生まれ得なかったし、そもピアノという楽器だって何故か急に与えられたりしていない人間の文化の中のものであり、とかく神話だなんだいいつつそれらはすべて人間の社会の中にしかないんだよ、という寂しさがずっとあったり、だからこそサンタクロースという非現実的な文化が広く世界中に受け入れられているのだろうし、誰だって誰かから救われたいし与えられたいんだよな、というところ、噛み締めました。良い映画だった。

職場の映画観る同僚さんからも「グラディエーターを観ろ、とにかく観ろ」と圧かけられているのもあるので、今年もいっぱい映画を無理ない範囲で観ていこうと思いました。良い映画だったな〜〜〜〜〜すきです!!!!!!!!!
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つらつら

2024年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

文学フリマ東京39に行きました。
タイトル通り、文学フリマ東京39 に行ってきました。イベントへの一般参加が久しぶりすぎて、入場の動線や「チケットとリストバンドの引き換え………!?」(これはサークル参加でも発生する事象ではある)とか、一般入場者をぐるっと入り口から遠くへ迂回させるやつとか、リストバンドをつけるスペース(コミティアは自スペースで装着するように指示がある)がそこまではっきりないとか、終始「おわ〜〜〜〜〜!!!」って言ってました。本当に声に出ていた。

大好きWebメディアサイト「デイリーポータルZ 」さんが出店するというのを急に知ったので急に決めた参加であり、前日まで連勤をこなすなどしていたため体調が基本的に低迷しており、服用した酔い止めの効果もあいまってふわふわのふわで人混みに負けて一時間で帰りました。

そもそもイベントへの一般参加が久しぶりなのと、文フリという初対面のイベントへの想像がつかなかったこともあって会場の混雑や動線の悪さ(後述)などに揉まれたのもありつつ、目的としたスペースは訪れることができたのと、歩きながら気になったスペースで気になった本を買うというイベントならではの体験もできたので、滞在時間は短いながらとても内容の豊かな参加になったと思います。

あとは本当に体調だけ………!サークル参加する時は当日が早起きなのもあって前後に休みを取得してから挑むのでそのへんの塩梅が全然わかっていませんでした。次回以降があるとしたら反省点です。
前日も夜まで仕事であったのでお金をおろしたりするのも全部今朝やったし……もうちょっとお札を両替していけばよかった………ぎりぎり手持ちの千円札でやりくりできたので幸いでした。

エッセイとか小説などがメインなのかな、と勝手に思っており(私の思う文芸のそこはかとない浅い印象がバレる)、実際に訪れてみたら詩歌のスペースがかなり多くて嬉しいびっくりの連続に見舞われるなどしました。自分も短歌を詠むくせに詩歌を文芸と認識していなくて(シナプスがつながっていない)なんとなく独立した意識でいたんですが、そうか、短歌の外側の大きな枠は文芸でも機能するのか。

文芸フリマが「作り手が「自らが《文学》と信じるもの」を自らの手で販売する」(公式サイトより引用)である以上、地球の所属が太陽系であるように短歌の所属を文芸としてもよいのだな……という新しい発見を得ることができたのは大きかったです。

前述の動線の悪さはあくまで主観での印象でありますが、スペース間(出店側が座っているいわゆる「机の内側」、背中合わせになって荷物とか置いてあるところ)が広めに取られており、そのわりに対面するスペースとの間(実際に一般参加者が通れる通路部分)が狭いためスペース前で立ち止まるとその通路がほぼ塞がるという事象がそこかしこで起きていました。

フォロワーさんとご一緒していただいたんですが、フォロワーさんが気になるスペースに立ち止まった隣に自分が立つと完全に道を塞ぐため一旦その島から出る必要などにたびたび見舞われ、会場内にいくつか確保されている大きめの通路に面しているスペース島ならまだしも、島中のスペースなどはけっこう立ち止まってもらうのが難しいのでは……と普段机の中にいる身としては勝手にじりじり焦燥感を抱いたりしていました。

どうやら文フリは以前までビッグサイトでの開催ではなかったようなので(イベントが存在することは知っていたのですが、前述の理由でぼんやりとしか観測しておらず開催場所も把握していない)、これは今後もし同様にビッグサイトでの開催の場合に改善されたらいいなあと思うところです。
実際、島の端スペースにサークル参加者と親しげな雰囲気の集団が固まっていることで通路を圧迫する場面に遭遇して確実にそこで流れが滞っていたりするのを見たりしたので……あの人の波を乗りこなすのは大変ですよ………。

総評としてはお天気もよかったし、今後への学びも得られたし、おもしろそうだなと思っていた本も実際に手に取れたし、気になった本への出会いを信じて買うもできたのでとてもよかったです。あとは、体力だけ本当に。がんばろうな。

ダメなオタクなので欲しいと思った本の在庫をスペースの方に訊いた際に「ありますよ!こっちの別の本とセットですけどいいですか?」と嬉しい予想外に遭遇したとき「えっ、こっちもついてくるんですか、助かります!!!!!」って元気よく答えたの本当にダメなオタク仕草が出たなという反省でこの感想文を締めます。
オタク、すぐ助かるから…………でも嬉しかったので…………。

つらつら

2024年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

第2回カクヨム短歌・俳句コンテストの予選突破していたことに今日気づきましたの話。
応募するだけして、特に連絡もなかったのでそれはそう!と思って特に結果を確認していなかったんですが、今日なんとなく見にいってみたら予選突破作品に名前があってびっくりしたという話です。
いつかページは消えるかもしれないのでスクショを撮りました。へへ。これからなにかの肩書きに使える時は使おうと思います。

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト
https://kakuyomu.jp/contests/tankahaiku_...

応募作品「いまこの瞬間、宇宙の旅」
https://kakuyomu.jp/works/16818093078914...

短歌,つらつら

映画感想:愛と憎が表裏一体紙一重であることを「トランスフォーマー/ONE」で学べます。
思い出せ、すべてのかつての俺たちの愛を。新手の教材の宣伝みたいになるしかできない。すべてがネタバレ。#映画感想

TFシリーズは実写版だけ観ては登場する無機物にキャッキャしている、あの世界観における人間の命の軽やかさをスナック感覚で楽しむ最悪人間性を持っている俺ですが観てきました。もうすんごかった。推しから最悪のファンサを受けた(ファンサか?)過激派のオタクが闇堕ちするのは当然、みたいな話をされているのと並行で、隣にいるかけがえのない友人とのどうしても修復不可能な決別を描かれていてもうどうしていいかわからなかった。どうして。

あまりのことに思わずTwitterでも先走ったのですけれど、オライオンパックス(プライマル)はさあ、なにか悪意を持って自らの大切にしたいものを害してこようとする勢力が越えてはならない一線を越えたときにそれを押し返せはすれどそれ以上は深追いをせず、必要な忠告(それは必要である暴力や戦闘を伴う)をした以上はやり返すことをするつもりがなくて、それで良かったんだよな。
でもD-16は根っこのところがそうではなくて、でもそんな根っこのところを曝け出し合うほどの自由が彼ら彼女らにはなくて、生まれる前から奪われて生まれた後も奪われるだけ奪われて、消費されていくしかなかった彼ら彼女らがその空っぽの胸中に核を取り戻したときに初めてわかるのだよな、そんな深い深い魂の素質の部分の話なんて。

あと書いていて気づいたんですけど、つまりメガトロンだけ自分の生まれながらに持っていたコグを取り戻していないんですね?そんなことある?彼だけが偽りの核をその強大な力として持ち合わせているということ?なん………………………なん…っっっっだそれ…………………………最後のコグが定められた主のところに戻るような描写を屁理屈の根拠とすると、本当に奪われてはいたけれど失われてはいなかったコグを、メガトロンだけが自らのものを取り戻せずにいるってこと…………????おい……おい……………そんな………………………。

でも実写版のあらゆるメガトロンとオプティマスプライムの間にある執着が「なんでそこまで(笑)」から「どうして…………………………」に変わったので本当に良かったです良くないが?!!!!!!!!センチネルプライムの声をあてた俳優さんが好きなんですけど、ずっと楽しそうで本当によかったです。「グッドオーメンズ」のチャラけた大天使の演技大好きだったのでその路線がたくさん見られて𝑯𝑨𝑷𝑷𝑰𝑵𝑬𝑺𝑺...でした。話を逸らしました。いやほんとうに。どうして。

ただ考えるとコグがなくても個人個人(個体個体?)の性格や考え方に違いがあり、けして画一のものではないのを見る限り、彼ら彼女らの性格の由来となるものはおそらくコグ自体には宿っておらずそれ以外の金属生命体としての仕組みにあるのであって、変形を司るコグの有無があそこまでの格差を生み出すのであればコグそのものはより深くて強いアイデンティティを彼ら彼女らにもたらすあくまで仕組みの一つなんだろうな。
他人のコグを入れちゃっても適合するわけだし………あの辺ちょっとびっくりしたけど金属生命体という人間とは違う生き物の生態が垣間見えてとてもよかったです。あとあの鹿っぽい生き物もよかったですねえ!あの荒れ果てた地上で生きるのに最適化されたかたちがあれなのかな。美しいな。

そう、地上に出たとき、あのとき全員が地上の風景をみて「美しいな」と思ったんですよね。思ったんですよ、D-16も。でも彼はもうたぶん同じ景色やあのような情景に出会っても二度と「美しいな」とは思わないんだろうな。思ったとしてもそれ以上の破壊願望がそれらを塗り潰してしまうのだろうな。彼はあれから積極的にそういった感情の動きに自らも強い自制と蓋をしていく行為を強いていくはずなので。あーあ、どうして………。

でもわかるよ、ずっと信じていたものが一瞬で崩されて、ずっと信じていたものが急に失われてじゃあちゃんと地面に足をつけて生きていってくださいねと急に提示されてどうしたらいいのかわからない気持ちは。ずっとルールに従って、たまに隣の友人のバカに巻き込まれて毎回毎回後悔するけれど本当に憎たらしくはなくて、人が好くて、だのに、だのに………となったとき、直感的であれ規則を破ること、自分の信じているものが揺らいだときに次の地面を見つけられることが少しだけ経験でわかるオライオンパックスの方がほんの少しだけそういう事態に対して自分を保てているの、本当に皮肉で、D-16はきっとそれも憎たらしくなってしまったんだな。自分にないものを持っている存在というもの。D-16だって自分というものを持っていなかったわけではないし、だからこそあんなにもセンチネルプライムに対して果敢に立ち上がり立ちはだかり続けていて、あのときの彼自身はその胸中を除けばたしかにプライムとして認められる素養だってあったはずなのにね。本当に表裏一体で紙一重のところにずっといたんだね。

ところでビーが本当に始終うるさくて最高に可愛かったです。あれが実写版におけるあのビーに………?!ビッグヤバトロンのくだり本当にやばすぎて劇場で大声出るかと思った。あの世界観における一粒の清涼剤……でもあのビーも結局は戦士として同じ生命体を屠る存在になっていくのだよな……ああ…………どうして…………どうしてあのエネルゴンがまた湧き、流れ出る青く美しい星があんなことに……いや全部センチネルプライムのせいなんですけど……………。

エアラクニッドさんの複眼が個別に動いて一列なの、えっちでだめだと思いました。うわ〜〜!!!!!!!!!!!!
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つらつら

2024年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

映画感想:地球上のあらゆるものごとは地球が先、人間が後を「ツイスターズ」で味わおう。
使える映画チケットが今月末までだったことに昨日気がついて慌てて予約したんですが、そんな慌ただしさの中で予約する映画じゃなかったです。全てがネタバレ。#映画感想

竜巻の映画である、ということと、竜巻を追いかける科学者やそれ以外の人間集団がいる、ということと、人生がお祭り騒ぎ続行中になった直接的原因映画「トップガン マーヴェリック」に出ていた俳優さんが出ているために決めました。竜巻の映画、本当にただそれだけなんですけれど、そもそも自然現象ってたまたま発生する場所に勝手に人間が繁殖していっただけなので、自然現象を人間側がどうこうできるわけもないと思っているんですが、ただ俺たちが常日頃あまり意識はしないものの地震や台風に備えているようにやってくるときは本当に突然で、出会ってしまえば根こそぎ失ってしまうから「防ぐ」と言う意味合いで立ち向かう必要はあると思っています。という思っているを抱えたまま観たら作中で完全に同じことをやっていて「だよなあ……」ってなりました。

ケイトが本当に雄弁に表情で語る人間で、あの悲惨な事故(事故?なんだろう、事故でいいのかな、もっと違う言葉が相応しいような気がする)から逃げ出すようにニューヨークにいて色味のないスーツを着て職場ではまあそこそこうまくやっているけれど本当のところはずっと遠くにあって、そこにふと現れたかつてのチームメイトからレーダーの話を聞いたときの少しだけ見開かれた瞳にさっと美しい光が照り返るあの表情、本当にすごい。
冒頭で起きたできごとを起因にして自分をずっと苛んできて重くのしかかっている何か、自分で「永遠」と決めてしまった苦しみがありながらも揺れ動いた心があの一瞬で全部わかる。そしてそれは正面にいたハビにも明確に伝わったはずで、ハビはきっとケイトのそういうところが好きだったんだろうな………と最後まで観ると思います。ハビ……良い人間だよ…………。

いやしかし竜巻、無理すぎませんか?あまりにも。自然現象として到底勝てない。勝てないけどそこに生きていくしかなかったらそこで生きていくしかない。日本だとまあまあの頻度で地震があるので建物だって耐震基準とかあって、もちろんそれすら上回ってしまうこともおおいにあるけれども、耐震基準のしっかりした町営住宅に住んでいた祖母が北海道胆振東部地震の震度6強地域にいて建物が無事だった経験を持つ人間としては構造がしっかりしていればある程度(本当にある程度。過信には至らず、常に備えは必要だと思うけれど)、ある程度の安心材料として機能するんだなという認識はあって、でも竜巻は違う。全然違う。そう言うの関係なく全部根こそぎ持っていく。どうした重力、お前もっとなんかしっかりせえよって思う。怖い。本当に怖い。本当にすべてが失われる、文字通り、すべて。

それだけの恐怖を描いていながらも、人間が自然現象の圧倒的な力に対して抱く美しいと思う感情を否定しない物語のバランスが絶妙で好きです。好きなものだから知りたい、メカニズム解明したい、の欲求の先に人間の善性が乗っかると竜巻を消滅させたいになる。そうでない場合のことは作中でははっきりとは描かれなかったけれどうっすらと匂わせるだけには十分な情報が与えられる。不動産って本当に嫌われる要素を抱えた商売ですね、人間が地に足をつけて生きていく限り。スコットたちはあれからどうしたんだろう、いつか自分たちの中に決定的になかったもののことに気がつくんだろうか、ハビをチームから失って。

ケイトやタイラーのように恐ろしい威力を持ったものに対して向き合っていきたいと、恐怖の前に思った人間たちがいるからこそ得られる情報というのは確かにあるだろうし、そこは常に危険である最先端なのでもちろん危ないことも多々あるのだけれど、我々は直接的に知り得ない彼ら彼女らの行動によって救われているところがあるのだろうな。あぶないことはあんまりしないでほしいけど、他人の人生には何一つ口を出せる部分はないからな、人間全員が。そういう意味ではケイトのご母堂、かなりケイト本人の意思を尊重して言いたいことがいっぱいあるだろうに人間対人間の関係を維持しようとしていて本当に良かったです。この文章を書いている人間は家族といえど他人なので人間同士の間に必要な最低限の敬意を持て、という家庭環境で育ってきたので、あの振る舞いはグッとくるものがありました。粗雑だったりするわけじゃないんだよね、本当に大事だから心配だけれど、その心配や「家族である」という関係性の要素は、その人を尊重するときに場合によっては引っ込めておかねばならないんだよね。
自分は一生自分の肉体から別の命の個体を抽出することないんだろうなと決めてしまっているのでわかりませんが、俺は自分の親しい友人やなんかがケイトの状況にあったら本当にものすごくものすごく心配するし、毎回毎回世界中のあらゆる神様やそれに類するものに無事を祈るけれど、たぶんどこかでずっと覚悟をしているし、お腹の底の方にはずっと力が入っていることになるんだと思う。あのご母堂はずっとそれをやってきているんだな、ろくに連絡もよこさない自分の娘に対して、ずっと。本当に良い。

タイラーのチームも本当に良くてさ……ベンも含めて……。一見はやりのYouTuberでライブ配信者で、自前のグッズもやたらあったりして、ドローンなんかも駆使していて、竜巻のなかで花火を打ち上げたりするようなめちゃくちゃチーム(やっていることは本当にシンプル無茶で苦茶です)なんだけどお互いへの敬意と尊重があって、さっきからずっと人間対人間の敬意と尊重の話してるな、俺。いやでもとても大切なことで……。
好きなところはブーンがタイラーに「いま考えてるから撮るな」と言われて素直に引くところと、ベンが最後に自分のカメラを置いて避難誘導に駆け出すところと、ブーンが持ってるなんか変なガジェットです。あの撮影用ガジェットがあることで一瞬で「こういう機器を使うことも厭わないです」という姿勢を見せるのあまりにもノンバーバル言語がうますぎる。
ベン〜〜〜〜〜!おっかなびっくり水溜りすら爪先立ちで避けながら恐る恐るだったベン〜〜〜!!!!!あのときのケイトの後ろ姿を撮る気持ち、わかるよ……そんでそのカメラすら置いて住民の非難誘導に走るベン………好きだ…………………………エンドクレジットの端々に挟まれる記事、あれはベンが書いたんですよねたぶんね、そうやって彼ら彼女らのことを伝えていこうと決めたのだ……ベン……メガネの予備は作っておきなよ……メガネ必要人間、失うと視界の全てを失うから…………。

ケイトとタイラーも同じものを見ている同士で本当に良かったですね。頭が良い人の会話は聞いていて心地よい。最初は意図してそう描かれていたのであったように「なんやこいつ……」の気持ちが強いくせに、ロデオ会場からひとびとを避難させるとき絶対にタイラーはその人の背中に自分の手を当てているんですよね……気遣いの…当たり前としての気遣いのふるまい………!!!!その前も犬を探すことを優先するし、そのときはブーンだってカメラを置いている。チームの役割分担が本当に自然にそれぞれの得意なことで分けられていて、全員に善性がある。良い。あのあたりからハビとタイラーの対比における表面上の風向きが変わりだすの構造としてうまいなあ。
でも一概に竜巻に巻き込まれて失った土地をいくらかの金銭で手放すという判断も完全に悪いわけではないのだよな……ああいうときにまとまった金額ってどうしても必要になるし、保険だなんだはあったとしてその支払いが充分で即時に行われるかというとそのときにならないとわからないし、それでいえば売買時の契約内容によるけれどある程度の金額をポンと出してくれる不動産屋さんはその場その場で適切であることもあるんだろうという想像はできます。ただ、自分の生まれたところが定住することを前提として文明を発達させてきていた場合、その土地を簡単に離れられるかと言う課題はもちろんある………この辺はもう行政の話なので触れませんが、作中でもたぶんそういった余白のために(尺のためにと言ってしまってはあまりにもだから)不動産側を徹底した悪とは描かなかったのじゃないかな。わかりませんけれど。

ところでタイラーくんはちゃんと空港のロータリー道路の修繕費用、払いましたか?あそこだけ急な行動力が爆発するから最後の最後で大爆笑しちゃった。大好きです。

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つらつら

2024年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

最近購入した書籍の一覧
なにをどうしても忘れてしまう気がする。なぜなら積読のスペシャリストだから。
ナショナルジオグラフィックプロの撮り方構図の法則:いま読んでる。
世界の艦船増刊 海上保安庁PLH発達史2024年8月号:PLH01「そうや」のところでにやけが大爆発し、ナショジオの方を優先することに決めた。本当に一生進まない。
キリスト教入門(岩波ジュニア新書/山我哲雄 著):通勤中に読んでる。

以下本当に積んでいるものたち。
警察官のための死体の取扱い実務ハンドブック 事例等解説や用語解説で学べる実務の要点(単におもろそうというやつ)
BRUTUS(ブルータス)2024年6月1日号(特集が詩歌系だから)
プロジェクト・ヘイル・メアリー(言わずと知れた。ちょっと立ち読みしていけそうだと思ったので。ハードカーバー重たい)2024/08/01に読了。

このほかにも漫画作品(直近は「Artiste」や「ダンジョン飯」や「勇者と魔王の戦いの裏で」)は適宜手に入れているんですが、それはサクッと読み終わっています。

つらつら

皆が作った年表や図解や資料が見たい
フォロワーさんがタイトル記載のタグを発明されていたので便乗した、海上保安庁創設から平成十年までに竣工した船艇(創設当初は海軍からの編入艦艇も含)のファンネルの形をまとめたスプレッドシートがあったので共有したという記事です。
リンクを知っている人が全員閲覧のみできるはずなので気になったらどうぞ。一部の誤変換だけ直しました。あと途中で「つがる」型に※印ついているんですけどこの※印の注釈はどこにもないです。いつぞやペーパーとしてイベントで配布したので、本文の方に紛れているのかもしれない。あまり気にしないでください。たぶん9番・10番船(「りゅうきゅう」「だいせん」)のことを書いていた気がします。
PLH09「りゅうきゅう」およびPLH10「だいせん」は1番船であるPLH02「つがる」の竣工後20年してから急に増えた末二隻なので別型と言ってもいいほど船型が異なります。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1...

つらつら

海上保安庁広報ツイートに対するRT後のツッコミまとめ
インターネット汚泥SNSことXでやっている、海上保安庁広報アカウントが何か広報ツイートをしたあとにどうしてもたまらなくなってツッコミした「海上保安任意の文章庁」(ときおり海上保安部宛)のまとめです。
上半期、俺は何をしていただろう……という疑問に対して提示できる回答がこれなので、もはやライフワークとして誇っていこうと思いました。長いのでたたみ。上から下に古いです。

海上保安夏だからって海の日だからって7月にイベントが多い多い多いちょっと待ってくれ庁!!!!!!!!!
海上保安県内とはいえ列島の一部で普通に船の一般公開する、陸側から見たハードルの高さを全然考慮しない庁…………………愛した。
海上保安なんで大事なURLミスる!?!?!!!コピペ初めてか?!!!!!!!という愛が大爆発する庁!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安よくわからんまま猫ミームとかいうタグを使ってみるインターネット汚泥SNSとの普段の距離感が如実に出ている庁。
海上保安自分ところの艇に乗せるのを夏の思い出になると思っているし俺も完全にそう思います庁!!!!!
海上保安広報に全力すぎてちょっと待ってくれ庁。
海上保安ちょっとあの、パソコンから見るとあの、画像の解像度がやや…………庁!!!!!!!!!!!!
海上保安基本的に僻地にある灯台の一般公開を3時間しかやらない庁!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安訂正してお詫びの上に再投稿をスレッドでつなげる庁!!!!!!
第四管区海上保安なにがどうしてそうなった保安部!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安季節の時候のご挨拶だが今朝方のリプライ制限は一時の気の迷いだったっぽい庁!!!!!!!!!
海上保安、9時!?始業とほぼ同時とかですか!?あとリプライ制限してある庁!!!!!!
海上保安いつもならスレッドに英文つけるのになぜか引用RTにしてきた庁……!!!!!!!!!!!
海上保安「たぶんメーカーでもこれもう保存してないんだと思うんですよね世界でここだけです」をまたしても軽くお出ししてくる庁!!!!!!
海上保安手近なマスコット兄を例として出すもたぶん誰もマスコット兄の規模感わかんないと思うよ庁!!!!!!
海上保安なにそれそのにわとりみたいな人形のそれ何!?!!!!!!!初見ですが庁!!!!!!!
海上保安間違いではないんだけどそれだと「HL」の「H」ってなんやねんになるのでちゃんとHydrographic survey Vesselsって書いてあげて庁!!!!!!!!!
海上保安なんでそんなほのぼの系の絵柄でちゃんとやることの説明を全部やるんですか庁………………
海上保安そこそこマスコット兄妹がいい位置もらえてるの愛おしいね庁!!!!!!!!
第三管区なんか突然ゆるキャラを多数製作したうえに「第一弾」とかいう続きの余地を十分に持たせたあと急に「桜の季節ですね」の時候の挨拶すべりこませ海上保安部!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安なんかあるとワックワクで昔の海図出してきがち庁
海上保安ちょいちょい自分より先に在るものをそのまま引き継ぎがち庁
海上保安なにその後ろのようこそ立川へのその存在しない船パネル庁!!!!!!!!?????!!!!!!
海上保安第一管区まだ存在しない船をなんとなくありそうな感じで配置する保安部………!!!!!!
海上保安その性質からエイプリルフールには乗れない広報いつも通りでありがとう庁!!!!!!
第一管区とりあえずおらが管区の勢力を見てくれ海上保安部!!!!!!!!!!!!
海上保安画像を更新するたびに完成品の数が増えていくのかわいいぞ庁……!!!!!!!!
海上保安だいたいの民間ちっちゃめ空港の真横に航空基地を設置しがち庁
海上保安ほかのいのちにも丁寧にお願いするけど言ってる内容は無茶庁!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安なんでその単語が半角カタカナ庁!!!!!!?????
海上保安そんなアカウント知らなかったよありがとう庁
海上保安そういうところだぞ庁
海上保安そんなところでけっこう進んでいるのか庁!?
海上保安、いいんですか今まで他の船にそんな丁寧な解説しなかったのにやたら俺の推しを推していただいて!!!!!!?????庁!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安なにかの後ろに映り込みがち庁
海上保安、出、でt………!!!!!!!庁!!!!!!!!!!!!!
海上保安……その…それ…………………いやもうなにも言うまい庁!!!!!!!!!!!
海上保安広報ツイート単体ずつでキャラが違いすぎる千差万別庁
海上保安、その、その冒頭のそれは……続けていくのか………!?庁!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安その、あの……冒頭の…ギャグのつもりか…!?庁!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安急にほたてのレシピ推してくるじゃん庁!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安イベントの告知が前日庁!!!!!!!!
海上保安どうしてそんなオブジェとばかり写真をとるんですか庁………!!!!!!!
海上保安マスコット兄の着ぐるみが旧型庁!!!!!!
海上保安配置換えで名前をぽんぽん変えるのは配属先のみなさまに親しみを持って欲しいからだよ〜庁、わりと平気で「ここは変えません」て言ってた船も名前変えるからオタクだけが混乱する庁
海上保安だいたいのBGMが音楽隊の演奏曲がずっと流れている庁
海上保安自分で自分とこに通報する庁
海上保安スレッド先ちょっとそれは間違えてないかい?庁
海上保安日本語多少でも読める人類へ訴えかけるにはひらがなだ!に気づいた広報庁
第十管区海上保安最新の測量船全部地元民に一般公開する部!!!!!!
海上保安船の異動で容赦なく船名を変えるため記号と番号が併記されていない場合同名船がめちゃくちゃ存在する庁
海上保安庁第五管区551蓬莱とのコラボに味を占めた海上保安部……!!!!!!!!!!!!
海上保安わかりやすいかと思ってのお気遣いが2Lペットボトル換算であるため必然的になんだか単位が大きくなりがち庁
海上保安海自とたまに名前が被っているため起こる混同庁!!!!!!
海上保安なんやかやだいたいの記号の意味はサイズ別庁
海上保安みてみて最新機種庁
海上保安なんかもっと別の……別のあれがあったろうよこじつけ庁!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
海上保安羽田の特殊救難隊が山岳でも訓練を行うことを知らない一般人に向けて「そこは山では……?」と新年初疑問を思い浮かばせる庁!!!!!!!!!!!

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つらつら

2024年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

映画感想:世紀末の世界に必要なのはもうちょっと広い範囲を救う宗教だってずっと言ってる。イモータン・ジョーはそこだけ改めたら良い。
いや全然よくないんですけど。そのほかのすべてがまったく一切合切よくないんですけど。「マッドマックス:フュリオサ」の感想です。鑑賞日は2024/06/03です。#映画感想

もう忘れてしまわないうちにこれだけ言わせてもらって良いですか。
いや乳首ィ!!!!!!!!!!!!!
なんで??????????前作も相当「ええ………」って思いながら本編中で誰も触れないから俺も触れて良いのかわかんないな、みたいな要素だったあの世紀末常時露出乳首チェーン、なんでそこをブラッシュアップしたんですか????あの乳首のシーンのせいで「乳首千切られたから最終ディメンタスの負け」みたいな意味合いが付与されうる可能性を誰も考えなかったんですか?????あとあのシーンに特に意味がないなら「本当になんでだよ」しか言えなくなるんですが本当になんでなんですか?????????????まあギリギリあのシーンがあることによってイモータン勢の異常さとディメンタスのちょっと頭の悪い(ただしそれは「たとえ電極が乳首に繋がっており極端に強い力がかかったときに万が一が発生するが、ないであろう」という人間の普遍的な善性や倫理によりかかったあの世界ではもうとうに失われ、特にあの砦では一切が存在しない価値観のもと生まれている発想であるからして、して、だからなんで乳首なんだよノイズがすごい)ところを描写することができ…で……、でき…………いや俺があらゆるものごとをできる限りポジティブかつ有意であったことを見出そうとする人間だとしてもだからなんでなんだよ、ずっと混乱してるよ。なんでなんだよ。わかんないよ世紀末が。わかりたくないな。

ともあれフュリオサ(子供時代)が脚ほっっっっっそ!!!!脚はっっっっっっっっっっや!!!!!!!!になり、ご母堂の勇ましさと育成方針(敵対存在に一矢報いたのを見て「よくやった」って褒めるの生き残るために戦闘に特化した人間の言い分で好き)を大喜びし、「ご母堂!!!!!!!」って大声を出し、そこからずっと人間をモノ扱いする世界観の主観たちに最低最悪の気持ちになり、フュリオサ……生きろ…………って続編(前作)を知っているのに祈っていました。

ディメンタスくんは頑張って世紀末になんとか人間の善性を残したまま支配を試みようとして、全然そんなことできるわけないので(支配を蔓延させるにはどこかの時点で人間性を完全に手放し決別する必要があるため)あんまりにも過去の自分と過去の世界、人間たちの相互扶助でなりたっていた社会のことを引きずりすぎたんだなあと思うし、その上でなんとか「なろう」としていたので本当は殺す予定のなかった変装した仲間たちを「マジに殺せ!」って急に翻して部下に反感を抱かれたりする。
オクトボスさんはたぶんディメンタスくんの中に残り彼自身が固執している人間性の部分を信じてついてきていたのだと思うけれど、だんだんと静かに少しずつ狂っていく、人間性を失っていくディメンタスくんに見切りをつけて翻したんだろうなあ。自分の部下をディメンタスくんに貸す(うわ〜〜人間をモノとしてやりとりしている〜〜〜最低限の世紀末の嫌さ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!にはなりますが)し、たぶんいままでディメンタスくんはちゃんと返してくれていたからこそなのでしょうけど、あのガスタウン襲撃でおそらくボタンのかけ違え、歯車の噛み合わなさが決定的になってしまったんだろうな。

そんでディメンタスくんとイモータン・ジョーに共通しているのはもっと広い範囲を救う可能性がある宗教を広めたらよかったのにね、と言う話。けっきょく環境自体が人間を守らない場合(単に人間が環境に適応できずにいるだけであって環境側からしたらそれこそ自然淘汰なので自然に淘汰されてもろて……の話なのだが)、人間同士で縋って生き延びあっていく場合、共通認識と共通的はあったほうが絶対に一致団結できるというのは数々の歴史が証明しておるので。
イモータン・ジョーはウォーボーイズにはそういう詭弁を使っていたけれど人間たちには完全に食料や水を占めるという物理的な支配しか行っていないし(おそらくはね。ウォーボーイズに与えられていた、盲目的に手足となって消費を受け入れるだけの魅力に足るだけの幻想を少なくとも与えていたのであればああはならないと思うので)、ディメンタスくんもなんかこう……がんばってあの暴力が罷り通る世界に適応して成り上がろうとしてm熊のぬいぐるみとそれに付随する家族とのなにかしらを完全に捨てきれなかったから自分が徐々に歪んでいってしまうしかなくて、そういうときにものを言うのって
「なんとなく人外の力ですべてを救ってくれそうな神」の存在が一番テキメンに効くのだけど、イモータン・ジョーは自身がその位置だと思っていたしディメンタスくんはおそらくあそこに至るまでの過程でおそらく神を否定しているので全然ダメです、あ〜あ、というのは人間性最悪独裁やらせらた一番ダメなタイプの人間俺から申し上げておきます。
たぶんそういう宗教の世界観も容赦のない環境変化で「神なんかいねえよ!!!!!」みたいになっていって崩壊したんだろうなというのは容易に想像つくんだけど、ウォーボーイズくんがなまじっかみんな信仰を得ているのでやりようはあったんじゃないかな。最悪だな本当に。

今作を踏まえて前作のニュークスくんを見ると「本当に人の心を取り戻したのおめでとう」になりました。ニュークスくんはヴァルハラにはいけないけど(そんなもんないので)、もし死後の裁きとかいうものがあるのだとしたらほんのちょっとだけ良い方に行くと思うよ。
なんというか全編を通して制作側にその意図があったかはわからないけれど、生まれの次に大事なのは育ち、まるでなにもわからない赤子の状態からなにを吹き込まれて育ったか、なにを見て育ったか、善性が先にあってそこからのちずっとずっと悪逆非道を見てきた場合にどうなるのか、人間は他人から施されたものしか他者へ施すことができないという単純な話をやっていたし、怒りや憎しみという感情を保持していくのは本当に大変だけれど怒りの感情は快感と近いところにある仕組みをしているから人間の寿命が半分になりフュリオサだってもしかしたら前作のもうちょっと後で死ぬのかもしれない、それどころか日々の生活の中ですぐ隣に死がある状態で、生きる理由として選ぶにはあまりにも大変だけれど一度定めてしまえばあまりにも力強い動力源となりうるんだよな。それこそ作中で崇められているV8エンジンのように。フュリオサはそれを原動力として、しかして進むべきと決めた道がきちんと与えられた、そして急に奪われることで無理やり与えられたものごとを総合して反面教師とするだけの素質があったからこそ、ジョーの額に己の額を合わせたのだ。戦友の、絆……!!!!ってめちゃくちゃブチ上がってた。

のでディメンタスくんの最後は本当にそれなんですか!?あとそこから収穫された作物、できれば収穫までの過程を一切知らないまま人生を終えた方がよい分類になるのであの果物食べたのかな………あのひとたち……ってちょっと個人的に心配になりました。たぶんフュリオサは語らないと思うのだけど。

途中で急にディスカバリーチャンネルとかで見たことある巨大制作物過程早送りシーンが出てきたのちょっと笑っちゃったな。あそこだけプロジェクトX的なドキュメンタリーの空気があった。
出てくるメカの全部が「そうはならんやろ」を「なるんだよ」で薙ぎ倒していく造形していて本当に𝑯𝑨𝑷𝑷𝑰𝑵𝑬𝑺𝑺...でした。俺はあの映画にありとあらゆるメカの造形のとんでもなさと盛大な爆発を求めているので。全体的に前作同様、ストーリーは一本道で単純で明確で言葉だけが少なくてだからこそ人間性の多大な欠如を物語っていて、暴力と悪意は溢れていて、誰も彼もみんな奪えるとみたら全力でそうしにいくような果ての果ての果てに緑の地はもうなくて、でも確かにずっとあの世界でも大事なものを失わずにいた人間たちがごく少数はいたからフュリオサは砂漠をまっすぐ突っ切って、まっすぐ帰ってきたんだな。

それで言ったら生体メカニックさんもマジで生命についてなんの倫理も持ってなくて本当に「メカニック」(技術者であるということ)で最悪の最悪でしたね。味方であれば一見生命を優先しはするから(メカニックだからね、材料は丁寧に扱うだろうね、有益な可能性があるうちは)判断を一瞬迷うんだけど言動は完全にイモータン・ジョー側のそれだからね。つまりイモータン・ジョーは人を見る目がある。本当に最悪である。

途中、ディメンタスくんがガスタウンで煙を上げて囮とし、砦へ向かうときの行軍で道になにか撒いていたのを「……?油…か……?水分か?」ってなったんですけど「砂埃を上げないためだ」と気づくと同時に「陸上自衛隊総合火力演習の前段と後段のあいだに施設科の散水車がやるやつじゃん!!!」と気づいて脳内がめちゃくちゃ気持ち良くなったので細かすぎて誰にも共感されないポイントが最高でした。
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つらつら

映画感想:劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』を観る前にはジムに行け。
たまたま時間の都合でジムでキツめの運動した後に観に言ったんですが、作中トレーニングシーンへの没入感が段違いでした、という話ではないんです。すべてがネタバレ。#映画感想

ウマ娘プリティーダービー、ゲーム作品として名前は知っていてたまにTLにファンアートが流れてくるなあ……と思いながらもゲームも触っていなければ実存の競走馬にも興味がなく、ただ生き物としての馬は好き好き大好きなのでその一点だけで突破できるだろう、という気持ちで観に行きました。あと感性を信頼しているフォロワーが絶賛していたので。俺たちは結局フォロワーの口コミを信じるよな。感性を信じてるから。

映画冒頭でちゃんとウマ娘とはなにか、の説明が入ったので「は〜なるほどそういうもの」という理解が早くて助かりました。すごいね、本当に何にも知らない人間が来ることを想定しているし、知っている人はおそらくゲーム本編の冒頭導入の読み上げみたいな感じで「はいはいはい」になるんだろうな、構成がもう冒頭3秒で上手い。どういうこっちゃ。
ところであの短い説明を聞くに「ウマ娘世界線は明確に現行地球世界に実存するあらゆる競走馬の情報を観測している」ことになるんですがそれはどのタイミングで行われたんですか?科学や技術でなんとかなっている分野なんですか?それとも生まれたウマ娘自身が「おのれたちはこういうものである」と語ったんですか?それであれば最初にそれを語ったウマ娘はもうそれは神話ですが………とよくわからんSF好きの魂が刺激されてしっちゃかめっちゃか。でもああいう競走馬の名前を魂に冠した存在であるからこそ、実際に生じたレースの結果とはまた違った結果を生むことができる、という全部の可能性に変えてしまうの本当に設定が上手い。別の作品を出してしまって申し訳ないけど、このあたり「刀剣乱舞」における「この本丸」設定に近いところがあるな。各プレイヤー(トレーナー)がそれぞれに築いたウマ娘たちとの物語を否定しない、すべてを「そうだったかもしれない」という可能性の話にするの、良い。あとレースにたらればの話をしてもね、というの作中で言及させるのメタでいいな……。

本当にずっとずっと画面が綺麗で絵がうまくてレース中のもう自分と世界との境目も曖昧になるような、薄皮一枚で爆発しそうになる緊張感と肉薄した本能で前に出る、言葉にするにもやぼったく遅い、ただただ走りたいという欲求の表現をああいう風にするの、すごくいいですね。初見の人間にも彼女らの見えている世界とはこういうものであり、それぞれに違いがあり、だけれど強い光はすべてを焼くし、強い光に焼かれたらずっと影がそこに残り続けるんだよ、という共通点もすぐにわかるし、圧倒的に光の話だった………。
柳の下にいるのは幽霊と相場が決まっているのでフジキセキさんも物語が始まった時点では幽霊だったし、アグネスタキオンさんは自分で幽霊になりにいったけど二人(一頭、の単位ではないよな………ウマ娘さんたちは……)ともジャングルポケットちゃんに再び太陽の下に引き摺り出されて幽霊ではなくなったの本当に良かったですね。それが本当に良かったかどうかはわかりませんがたぶん本ウマ(本バ?作中の表現でいうと)たちもにこやかだったので良かったのでしょう。

フジキセキさんの勝負服だけ本当にびっくりしましたどういうこっちゃ、そこは開いていていいところなのですか?!!!!!それまでに出てきたウマ娘さんたちの衣装、お腹や脚がそこそこ出ていてもセンシティブさはなかったのでびっくらこきました本当に。いやでもポッケちゃんも結構だったなよく見たら………肩が出ていないのでなんとなく大丈夫の判定をしていました。マンハッタンカフェさんの勝負服可愛かったな………あと明らかにペリーがいたな…………ペリースチームさん…か………!?お名前をね……ちょっとね…個体の顔と名前がすぐ一致しないもんでね…………!

アグネスタキオンもポッケちゃんと一緒で(すみませんがジャングルポケットさんと『ポッケちゃん』と呼ぶのがあまりにも可愛いくてよいので以下ポッケちゃんと称させてください)自分の限界を勝手に決めて勝手にそこまでだと自分の頭をずっと押さえつけていて、だから最後のポッケちゃんの走りで自分も走りだせたんだよな……同じ境遇の同士ではあったのだ。
ずっとアグネスタキオンさんのお部屋は燦々と陽があたっていてサンキャッチャーが無邪気に部屋中に光をばらまいて、でもそこでアグネスタキオンさんはずっと止まっているしかなかったから、柳の下から出るときに自分の部屋のカーテンを閉めて部屋中真っ暗にしていったのよかったな。本来あそこは空白の棺桶であるはずで、なまじ陽光が降り注ぐためにアグネスタキオンさんはあそこを開かれた場所だと思っていて、でも本当は棺桶なので中を空にして蓋を閉めていく必要があるのだよな……これは全部初見の人間の完全な無知に基づく感想なので細かいところは全部気にしないでください。

ダンツフレームさんも急に駆け上がってきたとき爆裂に泣いてしまった。みなさんお口を大きく開けがちですが歯並びがきちんとしていていいね……みたいなことを並行処理することで喉から勝手に嗚咽が飛び出していくのを防いでいるまであった。でも鼻詰まりがすごくてマジで呼吸が困難になった。途中からずっとわけわからんくらいずっと泣いてたので本当に訳が分からなかったな………大白熱本能大爆発激アツスポーツムービーでした。
でも途中出ててきた超巨大タイヤだけは本当に急で声出るのを止めるのがめちゃくちゃ難しかったです。予告で散々見てたけど、二回出てくると思わないじゃん。あんなん出して許されるの、ドウェイン・ジョンソン(ロック様)だけだと思っていた。ウマ娘さんでもあるんだな。
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つらつら